こんにちは 朝起きて雨戸を開けると庭一面が真っ白!
寒いのも納得です。今回は旬の食材の秋サケとはらこ飯についてまとめてみます。
『秋の恵みと、細くなる帰り道』
炊きたてのご飯に、柔らかく煮た鮭の身と艶やかなイクラをのせる
東北の秋の味「はらこ飯」である。食卓に並ぶだけで季節の深まりを知らせてくれるが、
その主役である秋鮭がいま深刻な不漁に見舞われています。
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北海道を中心に、近年の漁獲量は記録的な低水準が続く。原因は海水温の上昇、海流の変化、
餌となるプランクトンの減少など、気候変動がもたらす海の変化だという。
川で生まれた稚魚が海に出て、数年後に故郷の川に戻る。その当たり前の循環が、環境の揺らぎにより
細く、途切れがちになっている。
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本来、はらこ飯は自然の恵みを余すことなくいただく料理だった。鮭の身を煮てご飯に炊きこみ
卵を丁寧にほぐして味付けする。
川に帰ってきた鮭を大切に扱う東北の風土が息づいている。
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そのはらこ飯が、これからも当たり前に食卓に並ぶとは限らない。資源の回復には、川の環境を
守り、海の変化を見極め、適切な漁獲や放流を進めるなど、長い時間と粘り強い取り組みが
必要になります。
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それでも、はらこ飯を味わう秋の時間は続けていきたい。海と川、そして人の暮らしが結んできた
つながりを思いながら、今年の一膳をゆっくりと噛みしめてみる。そこには、未来の海を守るための
小さな祈りが宿るように思えます。
おしまい 最後までお読みいただきありがとうございました。
私たちのできることは小さいけれど、自然とのつながりを無駄にしない食べ方を続けていきたいですね。
