歴史
スターバックスは、1971年にシアトルで焙煎（ばいせん）したての珈琲（コーヒー）豆を販売する店として誕生しました。
創業者はアルフレッド・ピートから焙煎法を学んだ三人になります。
のちに、エスプレッソバーの概念に感銘を受けたハワード・シュルツが加わり、1987年にスターバックスを買収したのです。
シュルツは「サードプレイス（家庭、職場に次ぐ第三の場所）」と言うコンセプトを掲（かか）げ、1996年に日本にも進出し、世界的なコーヒーチェーンと成長しました。
創業期（1971年~1987年）
1971年
ジェリー・ボールドウィン、ゼブ・シーゲル、ゴードン・バウカーの3人が、シアトルのパイクプレス・マーケットに第1号店をオープンさせました。
当時の事業
創業当時は、抽出したコーヒーの販売は行わず、焙煎したコーヒー豆のみを販売していました。
ピート氏の影響
創業者たちは、スペシャルティコーヒーの革命を起こしたアルフレッド・ピートから深煎りの焙煎方法を学びました。
店名の由来
店名は、ハーマン・メルヴィルの小説『白鯨（はくげい）』の登場人物「スターバック一等航海士」に由来しています。
成長期（1987年～現在）
ハワード・シュルツの参画（さんかく）
1982年に入社したハワード・シュルツは、イタリアで見たエスプレッソバーに感銘を受け、スターバックスにドリンクの販売を提案したのです。
イル・ジュルナーレ社の設立
提案が却下された後、シュルツは1985年に退社して、エスプレッソを主体としたテイクアウトメニューを提供する「イル・ジュルナーレ社」を設立させました。
買収と改名
1987年に「イル・ジュルナーレ社」がスターバックスを買収し、社名を現在の「スターバックス・コーポレーション」に変更しました。
「サードプレイス」構想
シュルツは、顧客がくつろげる「サードプレイス」として、都市型のコーヒーハウスを全国に拡大していきました。
日本への進出
1996年、北米以外で初めてとなる日本第1号店を銀座にオープンしました。
グローバル展開
ヨーロッパ、中国への進出、世界87の市場で40000店舗を展開する世界最大のコーヒーチェーンとなっていきました。
スターバックスの女神の名前は？
スターバックスのロゴに描かれている女神の名前は「サイレン」（ギリシャ神話のセイレーン）です。
美しい歌声で船乗りを魅了して、海へと引き込んだと伝えられている人魚です。
名前
サイレン（Siren）、ギリシャ神話のセイレーン（Seiren）
正体
ギリシャ神話に登場する、美しい歌声を持つ人魚です。
由来
美しい歌声で船乗りを魅了し、海の危険に導いたとされています。
