花言葉
ヘチマの花言葉は「悠々自適と剽軽(ひょうきん)な」になります。
これは、ツルからぶら下がる実の姿が風に揺れる様子から連想されています。また、ヘチマには「素朴な美しさ」と言う花言葉もあるのです。
悠々自適
ぶら下がった実が風に気持ちよさそうに揺れる様子から、ゆったりと暮らしていることを表しています。
剽軽
大きな実がぶら下がって風に揺れる様子が、ユーモラスで面白いことを示しています。
素朴な美しさ
ヘチマの持つありのままの美しさを表す言葉です。
縁起
子孫繁栄(瓜瓞綿綿「かてつめんめん」)
子孫が繫栄するように願いを込めて縁起物とされてきました。
長寿・繋(つな)がり
生命力が強く、途切れることなくツルを伸ばしていく様子から「長寿や繋がり」を連想させます。
運気上昇・努力が実(みの)る
ツルが伸びて実がなる様子が運気を上昇したり、努力が実を結んだりすることの象徴とされています。
繁栄
旺盛な成長力は、家庭や仕事の繁栄を促進する象徴とされています。
漢字の由来
ヘチマの漢字「糸瓜」は、果実から繊維(糸)が取れることに由来しています。
また、読み方の「ヘチマ」の由来には諸説ありますが、「いとうり」が変化して「とうり」となり、その「と」が「いろは歌」の「へ」と「ち」の間にあることから「へち間」に転じたと言う説があります。
漢字「糸瓜」の由来
繊維(糸)が取れる
ヘチマの果実を乾燥させると、内部にあったたくさんの繊維が現れます。この様子から「糸瓜(いとうり)」と呼ばれるようになったのです。
ヘチマの由来
「糸瓜(いとうり)」から「とうり」へ
昔は「糸瓜(いとうり)」と読まれていたが、次第に「い」が省略され「とうり」と呼ぶようになったのです。
いろは歌が由来
「いろは歌」の「へ」と「ち」の間に「と」があることから、「とうり」の「と」が「ヘチ間」となり、「ヘチマ」となったと言う説が有力です。
その他の説
別の説としては、沖縄方言の「ナーベラー」は、ヘチマの繊維で鍋を洗うことから「鍋洗い」に由来するともいわれているのです。さらに、「綜筋実(ヘスヂミ)」と言う言葉が変化し、「ヘチマ」になったと言う説もあります。
食用としての効果(若いヘチマ)
栄養豊富
ビタミンC、カリウム、食物繊維、葉酸などが含まれています。
むくみ・高血圧予防
カリウムが余分な塩分排出を助けてくれます。
腸内環境の改善
食物繊維が豊富で便秘解消に役立ちます。
抗酸化作用
ビタミンCが抗酸化作用をもたらしてくれます。
スキンケアとしての効果(ヘチマ水・エキス)
保湿・美肌
ペクチンやアミノ酸が肌に潤いを与え、キメを整えます。
抗炎症・肌荒れ防止
サポニンが炎症を抑え、ニキビやに日焼け後のほてりが肌荒れ対策に有効です。
美肌効果
美人水とも呼ばれ、肌の調子を整えてくれます。
ボディケア
ヘチマたわしは古い角質ケア(ボディスクラブ)にも使われています。
薬用としての効果(煮汁・水)
去痰(きょたん)・咳止め
咳を鎮(しず)めて、痰を出す効果があります(中国の薬膳や漢方でも利用)。
利尿作用
体内の余分な水分排出を促します。
体を冷やす
薬膳では「涼性」で、体の熱を取る効果があります。
活用法
食べる
煮物、炒め物、汁物など。
飲む
ヘチマ水(茎から採れる)を化粧水やうがいなど
使う
ヘチマたわしで体を洗ったり、化粧品成分として利用します。
注意点
胃腸が冷えやすい人や下痢気味の人は、食べ過ぎに注意が必要になります。
歴史
ヘチマの歴史は、インドを中心とする熱帯アジアが原産地になります。
古くから食用、薬用、日用品の材料として利用されていました。
日本には約350年前の江戸時代初期に中国から伝来してきました。
当時は、薬用や食用とされ、のちにタワシやスポンジとしても普及しました。
経緯
原産地と古代
ヘチマはインドを中心とする熱帯アジアが原産で、2000年以上前から栽培されていました。
古代インドでは食用、医療、工芸品の材料として利用されてきました。
日本への渡来
日本には約350年前の江戸時代初期に中国経由で伝わってきました。
江戸時代
食用
「農業全書」には、若い果実を食用とすることが記載されており、古い時代から食べられてきました。
日用品
繊維をたわしや食器洗い、浴用具として利用されるようになり、庶民の間で普及しました。
化粧水
美容目的で「ヘチマ水」が作られ、白粉(おしろい)から薄化粧へと流行が移り変わる中で、「美人水」として人気になりました。
現代
伝統的な利用法が受け継がれる一方、現代でも日焼け対策や保湿効果など、美容や健康に役立つ植物として見直されました。
