こんにちは 冬のかじかむ日は柚木のお茶を飲みたくなります。昔みかん農園に
遊びに行った時に頂いた甘くて体が温まるやさしい味だった事を覚えています。
今回は今年のトレンドワードでもある「ぬい活」についてエッセイにします。
『小さな安心の居場所』
気づけば、私たちは何かをするたびに「それは役に立つのか」「効率はいいのか」と
問われる時代に生きている。
仕事でも、趣味でも、時には休むことさえ、生産性という物差しで測られてしまいます。
便利で合理的な社会は確かに豊かだが、その一方で、人の心はすこしずつ息苦しさを覚えて
しまうような気がします。
🍊
人は生産性だけでは生きられない。
成果出ない日も、だれにも評価できない時間も、生きていくうえでは確かに存在する。
むしろ、そうした時間があるからこそ、心はバランスを保てるのだと思います。
🐻
最近、「ぬい活」という言葉をよく耳にする。
旅先やカフェで、ぬいぐるみと一緒に写真を撮る。理由は単純でいい。かわいいから、
癒されるから、安心するから。
それは何を生み出す行為ではないし、数字で価値を測れるものでもない。それでも、
その時間は確かに心を満たしてくれる。
🍊
ぬいぐるみは、何も求めてこない。
頑張らなくてもいい、結果を出さなくてもいい。
ただそこにあるだけで、持ち主の気持ちを受け止めてくれる存在だ。
そのやさしさに、人は無意識のうちに救われているのかもしれません。
🍊
小さな安心は、とてもささやかだ。
お気に入りのぬいぐるみ、温かい飲み物、静かな時間。だが、それらは心を立て直す
力を持っています。
大きな成功や称賛がなくても、「今日も大丈夫」と思える理由になる。
🍊
生産性を否定する必要はない。ただ、それだけを人生の中心に置いてしまうと、
人は自分を追い詰めてしまう。だからこそ今、多くの人が
「小さな安心」を探しているのだろう。
🍊
何かを成し遂げられなくても、癒されていい。
誰かに認められなくても、安心していい。
そんな価値観が、静かに社会に広がり始めている。
🐻
小さな安心を大切にすることは、弱さではない。
それは、自分が人間であることを、ちゃんと認める行為なのだと思います。
おしまい 最後までお読みいただきありがとうございました。
メリハリ、ほっこりとした自分のためのやさしい時間は
こころの清涼剤だと言えますね。
