〇ハッピーエンド
無色透明な海に流れてきた
ラムネビンの中
悲しみはエモさ
皆が勝手に感動してる
僕は永遠に透明人間
ねじれの位置
どこまで行ってもたどり着かない 無人島
南の果ての島
あの時見た青さ 電柱のしびれ 赤信号は視覚的表現に過ぎないのか
夕焼けは目に染みる たまに見るあおい太陽も西の空に沈む
しかしあの太陽も乾電池で動いているのかもしれない
段ボール紙に書いた空に 誰かがガシャポンにマジックで色付けして内側から光らせてあれは太陽だって言ってる
過去は揺れ動いていて 未来は連続した写真のようなものだとしても
たまにそれを差し替えればいいさ なんせ 未来は美しく 叙事詩は壮大なのだから
良いか 様に なってるだろ 肯定的に見て
〇平生時のクリスマス商戦
前略 不肖の息子より
何かプレゼント交換して クリスマスの夜に毛糸のマフラーを肩にかけてあげたりして
たくさん子羊がいるから
僕も多分君みたいだから
命のみが必ずしも富ではないから
幸福は不幸のはじまりだから その愛だをさぐって
感動は生の衝動
生き残りをかけた生存戦略
〇命の連作
君はよく生きた 次の命をはぐくむために
幸福はなくなる
アクがないから
ゼンもない
食べ物は意味をなさない
えだまめ色の
君を食べる
