suddenly㉕

いくつ羊を数えるよりも、あなたの言葉を確かめて

居酒屋・店内(夜)

紡、哲、カウンターに座っている。

朝日、ビールを二つ持ってきて、

朝日「(哲に)快と巡なら、今日来ないと思う」

哲「あ、快と巡」

朝日「最近、仕事忙しいんだって」

哲「そうなんだ、話したいことあって」

入口から人が入ってくる。

谷秀子「ご新規二名様でーす」

すずな「はーい。いらっしゃいませー」

と、その場を離れる。

紡「哲?」

哲「あ、うん。紡の通ってる英語教室の先生の名前なんだっけ?」

朝日「小村だっけ」

哲・紡「何で知ってんの」

朝日「偶然なんだけど…」

哲「ま、いいや、後で聞く」

紡「気になるんだけど」

朝日「それはそうと、フットサルの人集め手伝って」

哲「いつもの人でいい?」

朝日「あぁ、最近人変えたくてさ」

哲「勝手に集まってくるの多いよな」

朝日「会いたいのだけがいいよな」

紡「どうかした?」

朝日「最近大変で」

哲「LINEで誘ってみる」

朝日「紡、最近なにやってんの?」

哲「家で仕事してる。LINE返ってきたんだけど、来たい人が出来るだけ集まれる日がいいなって」

朝日、なんとなく不安があって、

朝日「正直さ、みんな哲に会っても、どうしていいか分かんないと思うよ」

哲「みんなも会いたいかなって思ったんだけど」

朝日「状況が違うだろ。高校の時と。哲にだって気遣われるの嫌だろ」

哲「全然変わってないな、朝日」

朝日「みんな、会えば分かると思う」

哲「…」

朝日「最初は気遣うかもだけど、だんだん思い出すよ」

哲「…」

紡のアパート・中(夜)

紡と郊子、二人で飲んでいる。

郊子「あー、芦川んとこね、フットサルの」

紡「うん。哲が私たちの話したいらしくて。藤沢くんって呼ぶような仲なんだけど」

郊子「朝日は?てか、なんで紡がフットサルの人と?」

紡「なんか、成り行きで」

郊子「二人が仲良い時点でびっくり」

紡「だよね」

郊子「最近忙しくて。2月は米津玄師のライブで、3月はディズニー」

紡「忙しいね」

郊子「そうなの!」

紡「話戻るんだけど、これを機にフットサルの人たちと戻れたらいいなって」

郊子「紡ってお人好しだよね。ただの友達にそこまでする人いないよ。藤沢くんも心配じゃないかな、あいつ」

紡「心配して欲しい(大笑い)」

郊子「お腹すいた!!」

紡「ピザポテトあるよ」

郊子「懐かし!!」

紡「二人で食べたよね」

郊子「紡に好きな人出来るんだね」

紡「うん、好き」

郊子「いいね」

紡「寝取られないように気をつけよう」

郊子「(大笑い)」

紡「なんか、好きな人出来ると思ってなくて」

郊子「意外だよね」

紡「あはは、私も思う。隙見せすぎた、付け込まれたわ(笑って)」

郊子「詳しく!!藤沢くんでしょ?」

紡「(笑って)哲、優しいからさ」

郊子「(笑って)哲、なんで!?どこで!?」

紡「聞いて!」

郊子「やだ!」

紡「てか、哲って言ってる」

郊子「あ(大笑い)」

紡「ま、郊子ならいいけど」

郊子「どんな人?」

紡「会う?(笑って)」

郊子、笑う紡を見て、安心する。

哲の会社・オフィス(日替わり)

哲のスマホに朝日からの通知。

席を離れて、LINE通話をかけなおす。

哲「もしもし」

朝日の声「次の日曜、14時。予約取った」

哲「…ん?」

朝日の声「快と、巡と…うん、いつものメンバー。あと俺」

哲「うんうん、ありがと」

朝日の声「じゃ、日曜」

哲「はいはーい」

哲、電話を切る。

スマホの画面をじっと見つめ、ポケットに入れる。

?、哲の頭上にいる。

何を思っているのか、難しい表情。

??「てーつっ!」

?、振り返る。

?「なに?つむちゃん」

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ゆり子

SnowManのファンです。よろしくお願いします。

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