いくつ羊を数えるよりも、あなたの言葉を確かめて
通り(夜)
フットサル場からの帰り道。
紡と哲以外の面々、歩いている。
朝日、様子が気になり振り返る。
哲「…」
紡「…」
フットサル場・コート(夜)
洗濯したビブスを干し始める哲と紡。
哲「黒田ありがとう」
紡「はいっ」
洗濯物を手渡す。
哲「暗くならないうちに一緒に帰ろう」
紡、下を向いて恥ずかしがっている。
紡「みんな若いよね!友泉とか太平とか!」
哲「俺が1番若いね」
紡「高校卒業してから何年だろう…」
哲「高3の時さ」
紡「高3?」
哲「聞いてた曲、最近思い出して」
紡「私も時々思い出す」
哲「サザンオールスターズとか」
紡「懐かしいね」
哲「歌詞カード一緒に見たよね」
紡「イヤホン、覚えてる?黒の」
哲「交換したやつ?」
紡「藤沢とはあの頃からよく音楽の話してるよね」
哲「また交換しようよイヤホン」
紡「いいよ、あの頃から藤沢人気だったな~」
哲「俺が好きなの紡だけだったよ」
紡「あのぉ…」
哲「さっきの無しな」
紡「え?」
哲「朝日のとこ行くな」
紡「うーん、私結婚考えてて…」
哲「俺が無理。紡と一緒になる」
紡「…」
通り(夜)
駅へ向かい歩く一同。
郊子、紡に話しかける。
郊子「…藤沢」
紡「やめてよ」
郊子を叩く。
公園(夜)
ベンチの前まで来た哲と紡。
二人でベンチを見ている。
哲「座っていいよ」
紡「座ろっか」
哲「何話す?」
紡「タバコ吸ったら?」
哲「はい?」
紡「前、吸ってたじゃん」
哲「あぁ」
紡「今日持ってる?」
哲「懐かしいなあ」
紡「ライター買いに行ってたよね」
哲「寒いから帰る?」
紡、空を見上げる。
suddenly
魔界・寝床
グザノヴァ、暗闇に現れる。
グザノヴァ「いいとこじゃん!」
ゾマ=リフィ、暗闇に現れる。
ゾマ=リフィ「あ、これでテレポート出来るんだ…」
グザノヴァ「中、入ってみたら?」
ゾマ=リフィ「え。いいの?」
グザノヴァ「寝るとこ以外にも色々あるよ」
ゾマ=リフィ「失礼しまーす」
グザノヴァ「こっちが多分ベッド、こっちが机」
ゾマ=リフィ「え、1つ?」
グザノヴァ「もう1つもらうか」
ゾマ=リフィ「大丈夫」
グザノヴァ「そ。こっちでなんかする?」
ゾマ=リフィ「んー仕事」
グザノヴァ「分かった、じゃ1回出よっか」
グザノヴァ、ゾマ=リフィ、寝床の外に出る。
グザノヴァ「電気」
ゾマ=リフィ「どうなってんだろうね」
グザノヴァ「魔界って変だな」
ゾマ=リフィ「まぁ、分かってたけどsuddenlyで」
グザノヴァ「あれ、どうなってたの?」
ゾマ=リフィ「予言の書?」
グザノヴァ「こうなって良かったけど…」
ゾマ=リフィ「あの時はごめん」
グザノヴァ「…」
二人の後ろに人影が現れる。
村上サディウス「はぁい、皆さんコンニチハ」
グザノヴァ「!?」
ゾマ=リフィ「うわっ」
村上サディウス「村上サディウスです」
グザノヴァ「あ、え?」
ゾマ=リフィ「あれだ、契約書の」
グザノヴァ「あぁ、茜に見つかったんだった」
ゾマ=リフィ「転生したら」
グザノヴァ・ゾマ=リフィ「「悪魔になった件!!!(大笑い)」」
村上サディウス「びっくりデェス、こんな喋り方したくないんですけど」
グザノヴァ「また現れんの、お前」
ゾマ=リフィ「なんで魔界に?」
村上サディウス「村上はですね、なぜ魔界を作ったのかを説明しに来ました」
グザノヴァ「お前の世界?」
村上サディウス「違いマァス、ほんっと設定おかしいデェス」
グザノヴァ・ゾマ=リフィ、大笑いする。
村上サディウス「10代の村上は間違っていたと思いマァス」
グザノヴァ「なんでその名前にしたの?」
ゾマ=リフィ「また会うんだ…」
グザノヴァ「おい」
ゾマ=リフィ「ごめんご~」
グザノヴァ「酔ってる?」
ゾマ=リフィ「酔ってない」
グザノヴァ「俺に酔ってるだろ」
村上サディウス「そのネタもらっていいですか?」
グザノヴァ「…」
村上サディウス「普通に話しますね」
ゾマ=リフィ「あのぉ、なぜここに?」
村上サディウス「知らね」
グザノヴァ「なんでいんだよ」
村上サディウス「俺だってやめてぇよ、あんな小説書かなきゃよかった」
グザノヴァ「読み上げます」
ゾマ=リフィ「やめなよ」
村上サディウス「寝床を見たということで、次は体験に…」
グザノヴァ「カンペ?」
ゾマ=リフィ「人間界にこの格好で行くの?見えない…よね?」
村上サディウス「こっからサタンに変わるから!」
グザノヴァ「何のために来たんだ」
ゾマ=リフィ「ばいばーい」
村上サディウス、決めポーズで暗闇に揺られながら消えていく。
グザノヴァとゾマ=リフィは、見送って顔を見合わせて笑う。
その様子をサタンが静かに見ている。
サタン「…」
死神「ケケケケ、どうします?」
サタンと死神は暗闇に消えていった。
