数の子

歴史

数の子の歴史は、室町時代に遡(さかのぼ)り、足利義輝への献上記録が初出とされています。

北海道から京都に伝わり、子孫繁栄を願う縁起物として重宝され、江戸時代には徳川吉宗がおせちに奨励して庶民にも広まっていきました。

かつては国産が主流だったが、乱獲で減少し現在は海外産も増え、おせちの「祝い肴三種」として定着したのです。

縁起物

数の子は、その数の多さとニシンを「二親」と漢字で書くことから「子孫繁栄(子だくさん)」を願う縁起物としておせち料理には欠かせない存在です。

両親から多くの子供が生まれることを象徴し、家族の繁栄や子宝を願う意味が込められているのです。

理由
子孫繁栄
数の子はニシンの卵で、無数の卵が一塊になっているため「子だくさん、子孫繁栄」の象徴とされています。
二親健在
ニシンを「二親」と書き、「二人の親から子孫が絶(た)えず生まれるように」と言う願いが込められています。
祝い肴(さかな)の代表
おせち料理の「祝い肴三種」の一つとして、新年の始まりに邪気を払って、家族の繁栄を願って食べられます。
黄金色
数の子の黄金色は、おめでたい色として「黄色いダイヤ」とも評され、見た目にも縁起が良いとされています。

関連する縁起物
子持ち昆布
数の子と同じニシンの卵で、昆布に産み付けられた子持ち昆布も「子孫繁栄」の象徴として珍重されています。
まとめ
これらの理由から、数の子は古くからおめでたい席で、特に新年の祝いの席に並ぶ代表的な縁起物として親しまれています。

漢字の由来

数の子の漢字は、「カド(ニシン)」の子が転化した説と、多くの卵を持つことから「数」と「子」を当てた説の二つが有力で、子孫繁栄の願いを込めた縁起物としておせち料理などに使われています。

漢字では「鯑(かずのこ)」と言う国字にも使われています。

「希(のぞ)む」の字が使われているのは、子孫繁栄を願う意味合いが込められています。

語源の由来(音の変化)
カドの子➝数の子
東北地方などでニシンのことを「カド」や「カドイワシ」と呼んでいたため、「カドの子」が訛って「かずのこ」になったと言う説があります。
漢字の由来(当て字と縁起物としての意味)
数と子
鰊(ニシン)は一度にたくさんの卵を産むため、「数」と「子」を当て、「たくさんの子に恵まれる」と言う意味が込められています。
二親(ニシン)
親である「二親」が、多くの卵を産むことから「二人の親からたくさんの子孫が繁栄する」と言う願いが込められているのです。
鯑(かずのこ)
漢字で「鯑」と書きます。これは日本で作られた国字です。「希(のぞ)む」の字が使われているのは、「子孫繁栄を希む」と言う意味合いが込められています。

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