いくつ羊を数えるよりも、あなたの言葉を確かめて
サイゼ・店内(夜)
ミラノ風ドリアに手を付けず、哲を待つ紡。
哲、紡の前に座る。
哲「先食べていいよ」
紡「え!いたの?」
哲「冷めちゃうから」
紡「ありがとう」
哲「って今来たところなんだけどね」
紡「だよね!?」
哲「俺もおんなじの頼もうかな」
呼び出しベルを押す。
紡「話って何?」
哲「料理来たら話そうかな」
紡「えぇ、気になる」
店員がテーブルに来る。
哲「あ、すみません。ミラノ風ドリア1つ」
店員「はい、以上でよろしいでしょうか」
哲「はい」
紡「あっつ」
グザノヴァ「ここどこ?」
ゾマ=リフィ「懐かしい~」
グザノヴァ「サイゼリヤか」
ゾマ=リフィ「店員が注文聞いてるわ」
グザノヴァ「紙に書いてなかったっけ?」
ゾマ=リフィ「あれ、コロナ渦からじゃなかったっけ」
グザノヴァ「ミラノ風ドリア…」
ゾマ=リフィ「これが悪魔になったということか」
グザノヴァ「悪魔感…あるううう」
ゾマ=リフィ「恰好だけでしょ」
グザノヴァ「ゾマ=リフィの恰好えっろ」
ゾマ=リフィ「ぶち殺すぞ!」
グザノヴァ「バッグあるよね!?」
ゾマ=リフィ「何か探しもの?」
グザノヴァ「カメラ」
ゾマ=リフィ「あるよ」
グザノヴァ「出た、懐かしい~」
ゾマ=リフィ「キムタク~」
グザノヴァ「松たか子~」
ゾマ=リフィ「さ、ドリバ行こ」
グザノヴァ「ドリバ、大丈夫?」
ゾマ=リフィ「飲み放題…いけます」
グザノヴァ「じゃあ行こっか」
哲「来た~、美味しそう」
紡「もう食べ終わりそう」
哲「いただきまーす」
紡「どうぞ~」
哲「お腹すいてたんだ~」
紡「熱いから火傷しないようにね」
哲「つむ、やけどしただろ」
紡「して…ない」
哲「あっちいいいいい」
紡「だから言ったじゃん」
哲「うま、チーズ美味しい」
紡「あ、それで話って何?」
哲「結婚しよ」
紡「え?」
哲「これから毎日言ってやる」
グザノヴァ、ウーロン茶を吹き出す。
ゾマ=リフィ「…懐かしいね」
グザノヴァ「好きだよくらいにしておけば良かった」
ゾマ=リフィ「んー、まあ数えてなかった…冷めてたな」
紡「あぁ…他の人にも言ってるでしょ」
哲「何で知ってるの?」
紡「聞いた。3人以上」
哲「遊び」
紡「へぇ~」
哲「ティラミス頼んでいい?」
紡「私も頼もう」
グザノヴァ「ティラミスまだ好き」
ゾマ=リフィ「私はプリン」
グザノヴァ「俺馬鹿だから、ごめん、こんな守り方しか出来なくて」
ゾマ=リフィ「よくねえよくねえ、前よりマシ中のマシ」
死神「ケケケケ」
ゾマ=リフィ「わあ、びっくりした」
グザノヴァ「ほら死神お手」
ゾマ=リフィ「犬?」
カフェ・店内(夜)
朝日、紡にLINEを送る。
【今何してんの?哲と一緒?】と。
黒田家・リビング(日替わり)
実家へ帰ってきた紡、リビングでくつろぎながら、
紡「最近SnowManが好きでさー」
母「へええ」
紡「また推そうかな~」
母「ダンスの番組の人たちでしょ」
紡「そうそう」
母「ほどほどにね」
紡「かっこいい~」
グザノヴァ「空間移動は分かるけど、時間移動ってすごいな」
ゾマ=リフィ「懐かしいなお母さん」
グザノヴァ「おかーさーん」
ゾマ=リフィ「今どこいんだろ」
グザノヴァ「今度遊びに行く?」
ゾマ=リフィ「出来るの?」
グザノヴァ「サタンに頼むか」
ゾマ=リフィ「課金かな」
母、TVを見ている。
紡、スマホを触っている。
グザノヴァ「俺らもスマホみたいなのあるけど、見た?」
ゾマ=リフィ「あぁ、これ?」
グザノヴァ「なんかさっき触ったら、目の中に画面が映った」
ゾマ=リフィ「あぁ、カメラアイみたいな」
グザノヴァ「そうそう」
ゾマ=リフィ「生きてた頃良かったな」
グザノヴァ「今もだろ!」
ゾマ=リフィ「まぁねえ」
紡、黒いやかんでお湯を沸かしている。
紡「コーヒー飲む?」
母「お願い!」
紡「コップどこー」
母「電子レンジの上」
紡「はーい」
死神「ケケケケ」
グザノヴァ「余計なことすんなよ」
ゾマ=リフィ「これからどうしよっか」
グザノヴァ「見守るだけなのかな、悪魔って」
ゾマ=リフィ「私たちに悪戯したってつまんないよね」
グザノヴァ「じゃ、他やるか」
グザノヴァ、ゾマ=リフィはその場から消える。
死神「ケケ…」
