ボランティア日記第一弾 ラナグハット編 後編

インドこぼれ話・・・思いつくままに・・・

1.インドのトイレには、トイレットペーパーがどこにもない。必ずあるのは水道と、小さな桶、その理由を聞いてみた。紙で拭いただけでは綺麗にならないと言う事と、紙不足の為らしい。インドの人達は用を足した後、手で拭き、その手を水道で洗う。その為、インドの人達は食事の時手で食べるが、右手は使わない。又,子供の頭をなでたり、お坊さんに触れたりする時は右手は使ってはいけないという決まりがあるらしい。右手は不浄の手らしい。(なので慣れていない日本人はインドに行く時はトイレットペーパーを一つ持っていくといいだろう。覚えておいて損はない)

もうひとつトイレでびっくりしたのは、あるカフェのトイレ。便器というものはなく、真四角の部屋にあるのは足を乗っけるための小さな石が二つ。さすがにここでは出来なかった。

2.クラクションは止まず

カルカッタの町では、クラクションが止む事はない。信号も、横断歩道も、車線もない道路では、クラクションが唯一の合図らしい。その為か、車の後ろに「Horn pleasa」と書いてある車もある。歩行者も、リクシャーも車も同じ所を走って行く。慣れもあるだろうけど、インドの人達は車の運転が上手いと思った。日本人がインドの町を走ったら、すぐに事故を起こしてしまうような気がした。インドで聞いたカースト制度と事故の話。日本では車と歩行者が事故を起こすと車に責任があるが、インドではカーストで決まるらしい。身分の低い人が身分の高い人が運転する車にひかれた場合、どちらが悪いかに関係なく有無を言わさず身分の低い人が責任を取らされる。(ちょっとひどい話だなと思った)

3.何人まで乗れるのか?

インドには車に乗る為の規制というのはあまりないらしい。ワーゲンのような小さなタクシーに8人位がぎゅうぎゅう詰めで乗っていたり、ダンプの荷台に沢山の若者が乗って、踊りながら通り過ぎて行ったりする。路線バスも、ドアを開けたまま走っていて少し減速したかと思うと、客がひょいっと飛び降りたりしている。ちょっとすごいものがある。

4・「ポイ捨て禁止」はナンセンス

ボーイズホームからカルカッタに戻る車での出来事・・・私達は、紙の箱に入れてもらったお弁当を食べていた。食べ終わった後のごみをどうしようかと思っていたら、Jの奥さんに貸してくれと言われてごみを渡したら車の窓を開け、ごみをポイっと外に捨てた。その事にびっくりしてしまったが、ごみは土に帰るらしい。(本当かな?)<かたやシンガポールではガムを捨てただけで罰金が取られる。立ちしょんすると逮捕される。お国柄の違いである。そいうのを学ぶのもまた面白い。>

5・半そでとマフラーが共存

インドはこの時期、(12月、1月)冬だった。と言っても、日本の冬よりは大分暖かいのだが、昼と夜の温度差が激しい。そのためかどうか分からないけど、服装がばらばら。半袖で歩いてる人がいるかと思うと、毛糸の帽子を被っていたりマフラーやショールを巻いてる人もいる。夜は、少し寒くなるので、まあ分からなくもないのだけど、昼も結構そいう格好で歩いている人がいて、暑くないのだろうか?と思ってしまった。

6・ねだる事、貰う事

インドの人達の感覚には、「俺の物はお前の物、お前の物は俺の物」という感覚がある。日本人は、人から物を貰ったり、欲しいとねだる事は恥ずかしいとされているがインドの人は貧しいとか、裕福とかに関係なく、欲しいと思えば、欲しいと言うし、物を貰った時も遠慮はせず素直に受け取る。インドの人達にとって、それはけっして恥ずかしい事ではないのだ。それだけ素直で、正直と言えるかもしれない。

7・物乞いをしている子供と、ボーイズホームの子供

カルカッタで物乞いをしている子供と、ボーイズホームの子供達には違いがある。カルカッタにいる子供達は、口調も目もどこか大人っぽく人生の全てを知り尽くしているような目、諦めの目をするのに対してボーイズホームの子供達は、無邪気で明るく綺麗な目をしている。それでも、インドの全ての子供達は、必死に生きていると私は思う。(インドで学んだ事…日本やアメリカには、自殺者が多い。インドにはいないそうだ。日々の生活でいっぱいいっぱいで自殺を考える余裕などないそうだ。自殺を考えるのは、平和で幸せだからだと言われた。妙に納得してしまった。平和ということに甘えていては駄目だなと考えさせられました。話がずれるが、人々や子供達の自死ゼロを目指すための課題として、強い子供の育成が大事になるのではないだろうか?)

8・慣れたら平気、水シャワー

インドに9日間いるうちにシャワーを浴びたのは2回だけだ。日本では考えられない事だ。と言うのは、お湯が出ない為、真水のシャワーを浴びなければならないのだ。とても冷たかったので我慢した。シンガポールに向かう私達はきっと臭かったに違いない。シンガポールに向かう飛行機の中での出来事・・・スチュワーデスさんがおしぼりを配ってくれた。そのおしぼりで手を拭いていると、隣に座っていたSが「何かこのおしぼり臭くない?」と聞いてきた。みんなで匂いを嗅いでみると確かに臭い!!手を拭き終わっておしぼりを見ると、そのおしぼりは何故か真っ黒、私達は顔を見合わせ恐る恐る手の匂いを嗅いでみた。”臭い!”臭いのは私達の手のほうだった。」シンガポール航空の皆さん、疑ってしまってごめんなさいと思った私達でした。

9・マリーゴールドのお花

インドには、マリーゴールドが沢山咲いている。そしてあらゆるところにレイにしたものが飾ってある。インドでは神の花と言うらしい。びっくりしたのは、トラックの窓という窓に飾っている光景だ。フロントガラスにも。「あれで前が見るのかな」とちょっと心配になった。

10・懐かしい蚊帳

インドは蚊がとても多いので、寝る時は蚊帳を吊るして寝る。日本では今はいないと思うが、私が随分小さな頃蚊帳で寝た記憶がある。何か懐かしい気がした。

11・女性の装い

インドの女性は綺麗なサリーを着て、おでこにサリーに合わせた色のシールを貼る。中にはそのシールの他に、前髪の分け目の部分から、5cm位後ろの方に向かって赤いチョークのような物で線を引いている人がいる。始め、それもお洒落なのかと思ったら結婚している印だということだった。(インドでは浮気や不倫は許されないことなので、すぐに分かるようにしているらしい。<日本が許されているわけではないが・・・>

(準備会のまとめ) スタディツアーに向けて、計7回の準備会を行いました。内容は、主に二つの柱に集約されると思います。一つは、参加者相互がよく知り合い、互いにどういう目的と意識で出かけようとしているのか、その為に、具体的にどんな個人的準備をしているのか等を紹介し合いシェアすると言うことです。実際、『なぜこのスタディツアーに参加したのか?」を語る事も度々ありました。インドを知る手掛かりになる本を紹介しあったり、発表の時間を設けたりしました。今振り返っても準備会のこの部分がとても良い事だったと思います。観光目的のツアーではなくて、市民参加型の目的を持ったツアー、である事の違いがここにあると思っています。

準備会の二つ目の柱は、現地に行った先で、どの様なジャパニーズフードを準備するか?どの様に日本文化を紹介するか?ゲームは?歌は?踊りは?といった、具体的に目に見える物事の準備であります。それぞれの担当がいつの間にか決まっていたというのは不思議な感じがします。

準備会と言っても毎週土曜日夕方に全員集まるのは大変な事でした。(特に今回は、参加者14人中社会人11名でした。)そこで考えたのが、メインになる準備会の設定です。その日には、万難を排して参集するというのなら可能な事でしょう。準備会→ツアー➡振り返り→まとめ→報告会までをトータルに捉えてこれら一連の活動に市民の参加を呼び掛けているのはやはりYMCAならではと思います。職場や学校という場とも違い、家族の場とも違う、市民参加の場としてこれら一連の場を提供してくださったYMCAに感謝しております。

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まりあ 如月

私は数年前に倒れ、高次脳機能障害となりました。独身ですが、大学生の息子が一人います。趣味は、旅行、温泉、カラオケ、ダンス、映画、韓ドラ鑑賞、読書、写真、ビリヤード、川柳、子供関係のボランティアと多趣味です。特技は、文章を書くこと、人前で話すこと(司会、挨拶等) 趣味や、経験した楽しいお話、また皆様に聞いて頂きたいお話を、物語風に作成しました。是非覗いて下さいね。

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