ボランティア日記第二弾   第13回タイ農村ワークキャンプ

プロローグ

平成11年3月13日、タイへ向けて出発。みんなこれからタイのパヤオセンターで行う事に不安と期待で胸をふくらませている。初めて行くタイはどんな国だろう?果たして、自分達を快く受け入れてくれるだろうか?そんな思いでいっぱいだ。バンコク空港に着くと、外に出た途端、ムッとする暑さが私達を取り巻いた。この時、気温36度である。日本から韓国まで2時間、韓国で4時間程待たされ、韓国から、バンコクまで7時間。計13時間の長い旅で疲れているはずなのに、私達はわくわくし、興奮していた。この後、私達は迎えに来たPさんとバンコクYMCAのホテルに向かった。

微笑みの国タイ、その言葉通りのタイとの出会いだった。誰でも目が合うと必ずにこっと微笑んでくれるのだ。

それに親切でもある。迎えにきてくれるはずのPさんと中々会えず。私達は迷っていた。空港内を13人でウロウロしていると、色々な人が「何処へ行きたいのか?」と声をかけてくれる。30分位してからやっとPさんに会う事が出来た。お互いに挨拶をしてから私達は、大型バスに乗り込んだ。空港からホテルまでは、約1時間。バンコクの町並みは、高いビル等が建っており、あまり、日本と変わらず違和感を感じなかった。これが最初のタイ、バンコクの印象である。

前編①

タイに着いた次の日私達は、バスでパヤオセンターに向かった。バンコクからバスで10時間の旅だ。途中色々な所に寄り、写真を撮ったり、お菓子を買ったりした。初めてのタイ料理はお昼に食べた、タイソバ。これがまた美味しかった。食事に一番不安を持っていたのだが、ひとまず安心した。思わずおかわりした程おいしかった。

タイ語

挨拶_・サワディカー(女)・サワディ クラップ(男)・ロース/暑い・ペット/辛い・ナーラ/可愛い・ロー/ハンサム・(人に対しての)綺麗/スーアイ・(景色に対しての)綺麗/スー アイ マー/コン/人・綺麗な人/コンスーアイ・すけべな人/コンタルーン・あなたの名前は?/クン チュー アライ・私の名前は○○です。/チャン チュー ○○・何歳ですか?/クンアー タウライ/問題ない/マイペンライ。ありがとう/コップンカー

<タイ語は難しい。特に発音が難しかった。これらの言葉の中で、私達は「マイペンライ」と「コップンカー」を気に入ってよく使っていた。響きがかわいいのだ。

パヤオセンターに到着すると、子供達はとても暖かく私達を迎えてくれた。パヤオの子供達と会って、私達の不安は消し飛んだ。とても素晴らしい子供達だったからだ。みんな色々な事情を抱えながらも、子供達は、微笑みと優しさで私達に接してくれた。この夜、歓迎会を開いてくれ、子供達がタイの踊りを見せてくれました。とても可愛くて、上手でした。

タイの踊りは、しなやかな手の動き、ゆったりとした体の動きがとても綺麗でした。音楽も意味は分からないが、いい音楽だなと思ったのを覚えています。

パヤオセンターでの初めての夕食は、もち米をおにぎりみたいに丸めたものを汁系のおかずにつけて食べる(タイにもち米があるのを、初めて知った。)、とても美味しかった。センターの食事をする所は外にあるのだが、パヤオは、バンコクより涼しいのでとても爽やかで気持ち良かった事を覚えている。みんなにぎやかに食事していた。私は、最年少6才のGちゃんと隣に座って食事したとても可愛くて、優しい女の子だった。

私達は、パヤオセンターの畑に、スプリンクラ―を埋め込むいうWORKを10日間の滞在中、6日間にわたって行った。正直にいうと、その仕事は辛かった。炎天下の下の、仕事を甘くみすぎていた。

第1日目のwork_私達は、まず鍬を渡され、穴掘りから始めた。1日の仕事時間は短いのだが、とにかく炎天下。きついの一言だ。タイは、なにしろ土が悪く、石のように固くちょっとやそっとではくずれない。鍬を持つ事にも、穴を掘ると事にも慣れていない私達は、そんな硬い土をちょっとづつ ちょっとづつ削っていくしかなかった。その仕事は永遠のように思われた。このワークキャンプに参加することを決めた時に自分なりにある程度覚悟していた筈なのにいざやってみると、2,3時間で「もう、嫌だ」という気持ちに駆られてしまった。ところが子供達の鍬の使い方がとても上手な事にびっくりしてしまった。小さな体に鍬を持ち、どんどん削っていく。私達は随分と助けられた。初めは辛いと思ったworkも少しづつ慣れて来て、汗を流して子供達と一緒に働くという事にちょっとした喜びさえ感じ初めた頃、スプリンクラーは完成した。

私達は歓声を上げ、スプリンクラーから水を出し、水かけ祭りよろしく、水を掛け合った。

みんなでびしょびしょになりながら、一つの事を成し遂げたという事に得も言わぬ喜びと気持ちよさを感じた。

今、タイのパヤオの大地で乾いた土を潤しているスプリンクラ―の事を思うと、何だか嬉しくなる。「それは、私達が作ったんだよー」って誇りに思える。

具体的な制作の内容

1鍬でひたすら溝を作る。 2.スプリンクラ―の部品を組み合わせる。3.スプリンクラ―どうしをつなぎ合わせる。4.掘った穴に埋め込み井戸につなげる。5.上に土を被せて完成

  • 0
  • 0
  • 0

まりあ 如月

私は数年前に倒れ、高次脳機能障害となりました。独身ですが、大学生の息子が一人います。趣味は、旅行、温泉、カラオケ、ダンス、映画、韓ドラ鑑賞、読書、写真、ビリヤード、川柳、子供関係のボランティアと多趣味です。特技は、文章を書くこと、人前で話すこと(司会、挨拶等) 趣味や、経験した楽しいお話、また皆様に聞いて頂きたいお話を、物語風に作成しました。是非覗いて下さいね。

作者のページを見る

寄付について

「novalue」は、‟一人ひとりが自分らしく働ける社会”の実現を目指す、
就労継続支援B型事業所manabyCREATORSが運営するWebメディアです。

当メディアの運営は、活動に賛同してくださる寄付者様の協賛によって成り立っており、
広告記事の掲載先をお探しの企業様や寄付者様を随時、募集しております。

寄付についてのご案内