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谷口ファームについて<Tさんのお話より>
私は、人類が滅亡する日はそう遠くないと信じています。人口爆発、水や食料の不足につながる主な原因です。環境汚染、これはダイオキシンの話が連日のように放送されています。人類は文明を築いて以来、発展の歴史しか経験していません。毎年、200~300人の日本の青年がここにやってきます。若い人には未来があり、未知の可能性があります。それに賭けて、私は農業を通じて青年教育に従事しています。若い人達に言いたい、政治家や、教師、マスメディアを信じるなと。もしあなた方が自分自身の事しか考えないなら、希望はもはやありません。 (以下省略)
Tさんは、ストイックに自分の信念を守り続ける人という印象を与えます。話をして下さった場所は、迫力のある緊張感が漂っていてその説得力に圧倒されます。
谷口ファームは活動として、エイズ問題にも取り組んでいる。エイズにかかってしまった人達は、中々働き口を見つける事が出来ない。その為、収入を得る事が出来ない。その人達に谷口ファームでは、仕事を与えている。例えば、鶏の世話をしてもらいその鶏の卵を売ったりする仕事だ。そしてそれによって得たお金はその人達の収入になる。Tさんは、元気のいい65歳位の日本人男性である。タイに来て、30年位になると言っていた。タイの色々な問題に取り組み、日々努力している。Tさんは素晴らしい人だと思った。

パヤオセンターの子供達
パヤオセンターの子供達と会って、一番最初に感じた事は、色々な家庭の事情や辛い思い出を抱えながらも、みんな明るく笑顔を絶やさないという事だ。誰一人掏れた所はなく、みんな素直で無邪気な心を持っている。大人になってもその綺麗な心を忘れないでほしいと思う。私達は子供達と遊びながら、懐かしいはるか昔を思いだした。自分達の純真な子供時代を思い出させてくれた。
パヤオセンターに着いて何日目かの日の事、私は熱を出した。子供達が私の部屋に来て、私の手足を拭いてくれ果物等の食べ物を口に運んでくれた。そして、枕元の壁には「早く良くなるように」と折り紙で折った鶴やハートをべたべたと貼り付けてくれた。私はそんな子供達の優しさに感動し涙が溢れそうになった。純真で無垢な思いやり、

自分もこの子達のようになれたらと強く感じた。
歓迎式の時、「モニトゲーム」というのを教えてもらった。
*モニト ゲームとは?*
くじ引きで引いた人にパヤオセンター滞在中、自分の出来る限りの事をしてあげるというゲームです。
私達はそうそうに、職員室前に行き、ボードを見て名前と顔を確認した。私は最年少のGだった。
例えば、食事の時や、ワークの最中にお水をあげたり、道端に咲いている花やお菓子をあげるという事をして精一杯尽くします。でも、絶対に自分がモニトであるという事を相手に知られてはいけないので友達に頼んで「from your monito]と言って渡してきてもらおうとしたりします。もちろん自分で渡してもかまいません。(ばれないように)面白いのは、モニトというのは、自分が何かをしてあげる人と、何かをしてくれるもう一人のモニトがいるということです。だから、一人当たりモニトは2人いるという事になります。自分が他人に自然にものすごく優しくなれるという経験は普段、日本に生活しているとめったに出来ないことなので、このモニトゲームはみんなが優しくなれる素晴らしいゲームだと思います。
モニトゲームの時のみんなの様子
プレゼントを入れておくためのBOXが玄関の机の上にあり、毎日朝早くから色々なプレゼントが入っていました。子供達だけでなく、私達も箱を、見るのは毎朝の日課であり楽しみでもありました。でも一番子供達が楽しんでいたのは食事の時間でした。「フローム ユア モニト」と言う声があちこちから聞こえてきて、ティッシュっや、水、そしてフォークにおかずを刺して配っていました。でもだんだん、日が経つにつれて、子供達はゲームとして楽しむようになり、自分のモニトではない人にもおかずを上げたり、絶対に食べきれない程のデザートを上げたりして貰った人の反応を見るのが楽しいようで,毎日食事の時は笑いが絶えませんでした。このゲームは自分のモニトが誰なのかを最後に当てなければいけないので、毎日、よく考えて観察していましたが、中々分かりません。又、モニトゲームに慣れている子供達には、2,3日目には自分がモニトである事がばれてしまったジャパニーズメンバーも(笑)
でも、ゲームでなくても自然に相手に対して優しい態度をとれているタイの子供達の姿にはメンバー、一人一人に暖かい物を残してくれました。



