花言葉
クワイの花言葉は「縁起が良い」です。
お節料理に使われている「芽が出る・立身出世・子孫繁栄」といった意味合いが強いです。
白い可憐な花は「収穫や繁栄」も表しています。
漢字で「慈姑」と書くことからも、母が子を育てる慈愛の象徴となっています。
由来
縁起が良い
お正月の縁起物として、まっすぐ上に伸びる芽が「芽出(めで)たい」に通じるためです。
立身出世
芽が空に向かって伸びる姿が、出世を願う気持ちと重なるためです。
子孫繁栄
地中に多くの塊茎(実)をつけることから、豊かさや子孫繁栄の象徴とされています。
収穫・繁栄
豊富に収穫できることや豊作を意味しています。
純潔・謙虚
白い花が純粋さと謙虚さを表しています。
縁起
クワイは「芽が出る」ことから「芽出たい」を連想させ、おせち料理の縁起物として珍重されます。
また、泥の中からまっすぐ天に向かって伸びる姿は「立身出世」の象徴とされています。
子孫繁栄・家運隆盛・無病息災・長寿(八角形にして亀を模す)など、様々な願いが込められているのです。
理由
芽出たい
大きな芽が出る様子が「めでたい」に通じます。
立身出世・向上
泥の中から力強く伸びる芽が、出世する人の姿や向上心を表しています。
子孫繁栄
地下茎にたくさんの子株をつけることからです。
不老長寿・亀の形
芽を残して八角形に整えることで、長寿を象徴する亀に似て縁起が良いとなっています。
家内安全・無病息災
独特のほろ苦さが邪気を払い、健康な1年を願う意味でもあります。
快(かい)
「クワイ」の「クワ」を「快(か)」と読み、1年を「快(こころよ)く」過ごせるようにと言う願いがあります。
おせち料理での扱い方
縁起物として芽を落とさず形を崩さないように調理するのが一般的です。
含め煮にして、ほっくりとした食感と甘みを楽しむことが多いです。
クワイは、単なる食材としてだけでなく、家族の繁栄・健康・未来への希望が詰まった縁起の良い野菜として、お正月の料理に欠かせない存在となりました。
漢字の由来
クワイの漢字は「慈姑」で、「1つの根からたくさんの芽(子)が出る姿が、子どもを慈(いつく)しむ母親(姑)に似ている」ことに由来し、子孫繁栄の縁起物とされています。
また、芽が力強く伸びる様子から「芽出たいや出世」を願う意味も込められています。
名前の由来は葉の形が鍬(くわ)に似ていることから「鍬芋」が転じた説があります。
慈しむ母
多くの「子」が1つから出る様子が、子どもを慈しむ「姑(しゅうとめ=母親)」に似ていることからです。
子孫繁栄
中国でも子孫繁栄の象徴とされ、お正月に食べられるのはこの意味合いが強いです。
名前の由来(諸説あり)
鍬芋説
葉や茎の形が農具の鍬に似ていることから。
河芋説
水中に生える芋であることから
食われ蘭(れい)説
食用になる藺草(イグサ)の意から。
意味
芽出たい
大きな芽が出ることから「芽出たい」に通じることから。
出世・立身出世
地中から力強く芽を伸ばす姿が、立身出世を連想させることから。
まとめ
これらの意味から、おせち料理には欠かせない縁起の良い食材となっています。
歴史
くわいの歴史は古く中国原産です。日本には奈良・平安時代に伝来し、万葉集にも登場するほど古くから存在しています。
江戸時代にはおせち料理や縁起物として定着しました。
天明の大飢饉では救荒作物としても活躍していました。
日本では水田の湿地で栽培され、特に埼玉・大阪・京都・広島(福山)などが産地として知られています。
明治以降には栽培が本格化し、現在も「芽が出る」縁起物として親しまれているのですが、都市化では栽培が減少傾向にあります。
伝来と初期の利用
原産地
中国
日本への伝来
8世紀(奈良時代)に存在し、平安時代の『本草和名』『和名類聚抄(わみょうるいじゅうしょう)』にも烏芋(クワイ)として記載され、食用・薬用として利用されていました。
江戸時代:定着と救荒作物
江戸時代
江戸時代には、天明の大飢饉は(1783~1787年)、稲作が被害を受けた際に救荒作物として農家を救い高値で取引されたのです。
この頃から縁起物として、おせち料理の「芽出たい」に通じることから普及しました。
主要産地の形成
埼玉(綾瀬川流域)、京都、大阪(吹田)、東京などが主要産地となりました。特に埼玉では明治以降、湿地帯での栽培が本格化していきました。
近現代の変遷
昭和の戦時下では栽培が抑制されていましたが、戦後に復活しました。
一方では、都市化による水田減少で栽培面積は減少していきました。
現在も減少傾向にありますが、転換作物として作付面積が増えた時期もあったのです。
