今回はよく使うMコード(補助機能)の意味と使い方を解説していきます。
M00| プログラムストップ
プログラムを一時停止させます。終了させるわけではありません。制御装置の起動ボタンを押すと再開されます。 必ず確認や測定が必要なタイミングがあるとき等に使用します。機械の動きやプログラムを見て手動で止めるのに比べて、止める箇所を間違えて手間が増えたり、忘れてしまいミスに繋がることを防ぐことが出来ます。
M01| オプショナルストップ
オプショナルストップがONの場合、プログラムを一時停止させます。 OFFの時は何も起こりません。
ON,OFFの切り替えは制御装置のオプションストップのボタンで行います。 ボタンについているランプが点灯していればON、していなければOFFです。
用途はM00と同じく確認、測定が必要な時の一時停止です。 違いはON、OFFができる点ですが、この機能があるおかげでとりあえずプログラムに入れておいて使わないときは切ることが出来ます。便利な分ON、OFFの確認、管理が大事です。 普通に一時停止として使ったり、確認で使った後にOFFにしたり運用の幅が広い便利な機能です。
M02| プログラムエンド
プログラムを終了させます。
プログラムの最後の行に入れます。
M03| 主軸正転 M04| 主軸逆転
主軸を回転させる指令です。M03(正転)が時計回り、M04(逆転)が半時計周りです。 基本的にM03を使用します。自分はM04を使ったことがないので、説明はM03の方で行います。
使い方は M03 S+数値 です。 S(回転数)についてはアルファベットの解説でやらせていただきました。
例えば M03 S100 は「回転数毎分100で主軸正転させて」という指令になります。
M05| 主軸停止
主軸を停止させます。
M03で主軸正転→加工→M05で主軸停止というのが基本の流れになります。
M06 | 工具交換
工具を交換します。使いたい工具を呼び出すか今装着している工具をしまうのに使います。
主な使い方は、T+数値(工具番号) M06 になります。
例として T1 M06 は「工具番号1番の工具に交換して」となります。
ひとつのものに対して複数の工具を使用することは珍しくないので使用頻度がすごく多い指令です。
工具をしまう時に使うMコードがあるので次に紹介します。
M63 | ATC次工具なし(工具交換準備)
工具をしまう時に使用します。 イメージとしてはT1の工具をしまうときに1番マガジンに工具があると入れられないのでどかしてくれる感じです。
使い方は M63 ↓ M06 になります。この指令をすると主軸に何もついていない状態になります。
これまでと書き方が違うのはM63とM06を同じブロックに入れても機能しないからです。 そのためプログラムが2行になっています。
この指令は手動で工具をしまいたい時にも使うので、上記の仕様は覚える必要があります。
M08 | クーラント 入 M09 | クーラント 切
クーラント(切削油)のON,OFFの切り替えを行います。
加工によっては工具や加工物が熱などの負荷がかかるので切削油をつかいます。それを指令できます。
使い方は、油を出したいときにM08、切りたいときにM09を入れるだけです。細かい仕様は省略します。
今回はよく使うMコードを大雑把に紹介させていただきました。 どうしても事前知識の解説が多くなってしまい申し訳ありませんが、紹介した単語が後々出てくるので楽しみにしていてください。
