いくつ羊を数えるよりも、あなたの言葉を確かめて
黒田家・紡の部屋(夜)
哲「好きな食べ物何?」
紡「哲の買ってきたコロッケ」
哲「他は?」
紡「みんなで食べた焼き肉」
哲「あとは、お寿司かな」
紡「宮本寿司美味しかったね」
哲「楽しかったな」
紡「王子だった」
哲「懐かしい、私が!私が握らせていただきます!」
紡「こけてたよね」
哲「公約なんだっけ」
紡「紡のはマグロ多めで!渡部のはシャリ多めで!」
哲「それじゃない」
紡「えっと」
哲「世界のお寿司は宮本のもの、宮本宮本宮本寿司~」
紡「そんなんだっけ」
哲「宮本寿司の隣も」
紡「ああ、ゆりブティック」
哲「笑ったわ」
紡「ゆりブティックは海から始まる、青い服に青いズボン」
哲「昭和っていってごめんね」
紡「今考えると確かに…ってチャラ!!!!」
哲「え…お前」
紡「いや…清楚…」
哲「朝日警察だな!!!!」
紡「あの交番最悪」
哲「担いでどこ持ってかれたの?」
紡「玄関で傘立てになれって」
哲「酔ってたんじゃね、聞いてみるわ」
紡「交番の中にいた巡査がやばくて」
哲「取り調べを」
紡「公然わいせつだよ」
哲「どのような取り調べを」
紡「供述としては、会いたいよ、どうしたの?いつもそんな声をしてるの?」
哲「きっも」
紡「子猫のようなお前が好き、子どものようだね」
哲「…」
紡「キッシュを食べよう、そして愛のユートピアを作らないかい子猫ちゃん」
哲「ドン引き」
紡「その後巡査が、お願い黙ってて、俺の警察犬だろ、食べてろ餌をって」
哲「俺は」
紡「押入れに突っ込まれてた…」
哲「ごめん!!!」
紡「座布団で塞いでたのを取って、渡部がふすまに空いた穴に突っ込んでて…」
哲、紡、笑い合う。
哲のアパート・中(夜)
哲「そっとじ」
紡「じ?」
哲「神保町」
紡「私さ、古本屋の店員になりたくて」
哲「いっぱい夢あるね」
紡「家庭教師でしょ、古本屋の店員でしょ、CDショップのワゴンで売る人」
哲「最後のTSUTAYA?」
紡「まあ、あるねレスキュー買った」
哲「一緒じゃん、あの子元気かな」
紡「夢に出てくる子?」
哲「そうそうカイロの」
紡「愛してる」
哲「どうせなんとなくだろ」
紡「そうなんだ、あ、夜のお店ではどうも」
哲「な!何だあのお店!」
紡「あほっとフロリダコナン君ドリーム」
哲「扉なんて壊してやるよ」
紡「扉にかぎが隠れてる気がする」
哲「うーん(考える)」
紡「考え方がアートだね」
哲「アッと驚く屯田兵ヘイボムボムヘイどっか~ん」
紡「エンド」
哲「今って倉木麻衣?」
紡「渡月橋~」
哲「渡りたくない」
紡「私も」
出版社・オフィス(日替わり)
朝日「よっ」
非常階段から現れる宮本。
宮本「なんでいんの?」
朝日「びっくりしたー」
宮本「なにそれ…おっと」
熊井「え…あの…」
朝日「あ?」
宮本「怖いって」
朝日「なんでいるのかな」
宮本「そちらこそ」
熊井「ロイヤルだねえ」
朝日「俺ワイルド?」
熊井「それでいこう」
朝日「今日、哲は?」
宮本「会議だって」
朝日「へえ」
熊井「哲の裏知ってる」
宮本「俺も裏見せるわ、ばか」
宮本、泣きながらその場を去る。
朝日「俺は馬鹿だと思う」
熊井にLINE
【楽しかった】
熊井「死ぬのかな…」
【会いたい】
【やっぱり好き】
トイレから帰ってきた哲、スマホを取る。
哲「送り先間違えてね?」
サイゼ・店内(夜)
渡部、おしゃれな格好で現れる。
渡部「よお」
紡「え、珍しい恰好してるね」
渡部「いつもこれ」
紡「そうなんだ、何食べる?おにぎり?」
渡部「これ、潰れてるおにぎり。じゃなくて…」
紡「ミラノ風ドリア食べたくて」
渡部「今日どう?」
紡「え、こんな昼間から」
渡部「あの、俺…」
紡「何?」
渡部「かっこいい?」
紡「かっこいい」
渡部「付き合って」
紡「遊びじゃなくて?」
渡部「まあそうなんだけど」
紡「いいよ~」
グザノヴァ「…」
渡部「じゃあ、あの、デートしよう」
紡「いいよ」
渡部「山形ってどんなとこあったっけ」
紡「えっと…」
渡部「照れてる?」
紡「いや…あ!」
グザノヴァ「これ哲とのデート忘れてね?」
ゾマ=リフィ「え?」
グザノヴァ「駐車場に哲いる」
ゾマ=リフィ「ほんとだ、ってキスしてる」
グザノヴァ「どうすんだろ」
ゾマ=リフィ「うーん」
グザノヴァ「哲、ってか俺、遊び?」
ゾマ=リフィ「あの時は、ふざけたつーちゃんだったなあ~」
グザノヴァ「…」
