いくつ羊を数えるよりも、あなたの言葉を確かめて
[回想]黒田家・紡の部屋(夜)
哲「B’zって知ってる?」
紡「ビーズ?」
哲「そうじゃない」
紡「先生が知ってるかも」
哲「俺に聞いて」
紡「えっと…B’zって何?」
哲「知ってる?この曲。ふふふふ~ん♪」
紡「歌手?」
哲「そうなんだけど、俺の歌」
紡「えっと…愛してる?」
哲「なんだっけあれ、あぁ、愛のバクダンか」
紡「あ、ドリカムだった」
哲「ドーナツの歌の?」
紡「赤はドーナツのドレミ~♪」
哲「何で知ってるの?」
紡「黄っと~なにがしかし~らん♪」
哲「ゆるせな~い」
紡「じゃなくて、緑の~ピピピがだ~いきらい♪」
哲「え、こわい」
紡「ここ、誤魔化してるのが良いよね」
哲「そういう問題じゃ…」
紡「むすっと~すんなよベ~いべ」
哲「それ替え歌」
紡「紫色は嫌い~な子、だっけ」
哲「なんつったんだよ、じゃなくて」
紡「こっわ」
哲「泣いてる(笑い)」
紡「白雪~ピピピのおば~さん♪」
哲「そして~超えてゆける~のね」
紡「えっと、なんだっけ」
哲「おいらの~7巻知ら~ない」
紡「藍を~アイアイ♪ヨーヨー俺らはラッパーズ!」
哲「(笑う)」
紡「そこまでだった」
哲「その次教えてあげるね」
紡「変な人!!!」
哲「おいらが一般パンジーが登場ヨーヨー」
紡「失礼」
哲「(長く歌う)…夢の世界へファーラウェイ」
紡「う~ん」
哲「深イイだろ」
紡「ちらちらって、あ!バラ持ってヘリ乗せられた」
哲「…」
紡「あいつはばかだー」
哲「でも、ひまわり」
紡「あげたもんね」
哲「半分こしたもんね」
紡「だいすき~」
哲「そうだなあ…」
英語教室「VIVA!」・外(夜)
小村「授業を始めます」
紡「よろしくお願いします」
小村「今日は、こちらの授業ですハイどーん」
紡「はい」
小村「ハイドンについての授業です」
紡「TorFでお願いします」
小村「ハイドンは女性ですか?」
紡「T」
小村「違います」
紡「間違えました、Fでした」
小村「正解です!」
紡「ハイドンって女性だと思うんです」
小村「え?」
紡「はっていうのが女っぽくて」
小村「パリ?」
紡「フランス語です、今勉強中です」
小村「先生の知り合いに話せる人がいます」
紡「そうなんですね、話せますか?」
小村「少しだけ話せます」
紡「教えてください、夢なんです」
小村「いい夢ですね」
紡「がんばります」
小村「まずは、色と日付からですね」
紡「人の名前からやってました」
小村「今度、教科書持ってきますね」
紡「今できますか?」
小村「それでは、フランスについて調べてみましょう」
紡「がんばります」
小村「それでは、Googleというアプリを開いてください」
紡「どれですか…」
小村「白にカラフルなアイコンの」
紡「見つかりました」
小村「今時の人なのに珍しいですね」
紡「じゃあ検索ワードに、人…」
小村「どんなことを調べてみたいと思いましたか」
紡「えっと、最初のテーマ…」
小村「今日の授業は…フランス」
紡「じゃあ、フランス」
小村「虫眼鏡をタッチしてください」
紡「えい、出てきました、感動!」
小村「すごいですね」
紡「パリが出てきました」
小村「いいね」
紡「はい」
紡のアパート・中(夜)
哲「あ、この前どうも」
紡「どうも、あがる?」
哲「…今夜?」
紡「眠いから夜」
哲「あげて」
紡「むり」
哲「誰その靴」
紡「宮本、隣の部屋で酔ってるのが朝日」
哲「あげて」
紡「うん」
哲「たけのこの里持ってきたよ!」
紡「やったー!いいの!?」
哲「…」
紡「みかんあげる」
哲「ありがとうばばあ」
紡「ハハハ」
哲「昔は良かったのに」
紡「おすすめは、JKあっしー」
哲「誰だよ、お前の中のJSを探す」
宮本「聞いてたけど、芳一の方がましだ」
紡「私もそう思う」
朝日「俺は?」
宮本「だめ」
紡「悪い嘘ついた」
朝日「付き合っても金で別れるんだよな」
紡「なんでひまわりなんか」
宮本「あれは…」
朝日「…」
紡「…」
哲「俺は元気」
宮本にぶん投げられる哲。
紡「ありえない」
朝日「つむ宮はないな…」
紡「世界征服しそう」
朝日「渡部は?」
紡「込みで!!!!」
渡部「込みで!!!!」
紡「なんでいんの?」
哲、床に倒れている。
哲のアパート・中(夜)
哲「ゆえん話がある」
紡「縁?」
哲「ご縁があって」
紡「あぁ、私の結婚?」
哲「うん」
紡「縁があって、円周率の日に」
哲「見込みじゃねえの?」
紡「卒業?あんなの」
哲「よくねえ、俺の」
哲、紡のスマホを取り上げる。
紡「あの、ミニスカの通販…」
哲「何結婚してんだよ!!!!」
紡「え、そんな本気だった?」
哲「本気にした?浮気してるとか」
紡「ごめん、永遠に~」
哲「それでロング着てんのかよ」
紡「ふうん?」
哲「俺もする!」
紡「みんなしてる」
哲「え…俺しない」
紡「バレンタイン婚、うるう婚、3月に入っちゃ婚、ご縁婚」
哲「何回してんねん」
紡「じゃあ、する?」
哲「じゃあ、321爆発婚で」
紡「事務所別れだな」
哲「その日、始めようかな」
紡「え?」
哲、笑ってる。
藤沢家・リビング(夜)
紡「お久しぶりです」
茜「お久しぶりです」
紡「小学生の時にお世話になった紡です」
茜「やっほ~」
紡「あ、どうも」
茜「愛してる?」
紡「はい」
茜「んじゃ、結婚ね」
紡「はい、失礼します」
哲「どう?」
紡「弾んでた」
哲「元気だな」
哲のアパート・中(夜)
哲「…」
紡「式を挙げたわけですが」
哲「なんでお前らの」
紡「渡部氏の結婚パーティ楽しかったじゃん」
哲「よくねえよ」
紡「ロシアン」
哲「一番好き、結婚するくらい好き」
紡「そっか、頭いい人が好きで」
哲「家庭教師先の中学生にしろよ」
紡「あの子?」
哲「まだ早いか」
紡「かっこいいけど、バカだよ」
哲「どんな?(泣いてる)」
紡「あの…うーん…」
哲「どうせ頭いいって言われるんだろ」
紡「はい」
哲「俺は頭の良さで選んでない」
紡「はい」
哲「相槌で選んでる」
紡「はい」
哲「やっぱりいい」
紡「…」
哲「人って相槌に出るって言ったじゃん」
紡「はい」
哲「すごく頭いいなって思った」
紡「…」
哲「酔っちゃった」
紡「…」
哲「笑ってる」
紡「…」
哲「笑わせてくれる人が良いと思うな~」
紡「…!?」
小石のテーマが流れる。
熊井からLINE。
【あなたは一体何者なの?】
[回想]黒田家・リビング(夜)
哲「コロコロコミックある」
紡「楽しいよね、部屋行こ」
哲「読もうよ」
紡「LOVE youは誰と恋をする?の方が良い」
哲「みやたちかの?」
紡「そうそう」
哲「やっぱり少女漫画だよな」
紡「よく見るとブスだよね」
哲「どこ?」
紡「一重のとことか、鼻の下長いとことか」
哲「それは成長途中で」
紡「顔変わった?」
哲「なんか似てるって言われる」
紡「ブスじゃん(大号泣)」
哲「嗚咽を出して泣くなよ」
紡「だって…」
哲「コロコロコミック投げろ」
紡「えい」
哲「痛い!!!」
紡「私もまだ子供だから成長する!!!」
哲「俺も!!!」
二人泣く。
巡「よっ」
哲「嫌い!!!」
紡「(嗚咽をあげて泣いてる)」
哲「ひまわりくれたじゃん」
紡「いや!!!」
巡「はあ?」
哲「ごめん、またあげるから、バラあげるから」
紡「分かった、ドバイの件ごめん」
哲「さいっていいいいい」
巡「落ち着いて」
紡「最悪、ごめん」
哲「嫌い、やっぱやだ!!!」
巡「…」
黒田家・外
哲、バラをもって立っている。
紡「…!」
哲「大好きです」
紡「えぇ~?」
哲「一生に一回」
紡「はい」
哲「部屋入ろ!!!!」
紡「バラ持ってっちゃった」
