干支

歴史

干支は、紀元前16世紀頃の中国(殷「いん」時代)に起源を持つ、十干(甲~癸)と十二支(子~亥)を組み合わせた60周期の暦法です。

元々は日付や方位を示す符号でしたが、2000年ほど前に動物と結びつき、年や時刻を表す生活の指標として日本を含む東アジアに広まっていきました。

古代中国(殷・戦国時代)

3000年以上前、殷の時代に10日を1サイクルとする十干(じっかん)と12の数詞である十二支が作られ、日付の記録に用いられたのです。

戦国時代以降、年月や時刻、方角に使われるようになりました。

十二支と動物の結合(後漢時代)

1世紀頃(後漢)の思想家・王充が、十二支を民衆に浸透させるために、12の符号に動物を当てはめたといわれています。

日本への伝来

奈良時代よりも前、6世紀頃に中国の暦法とともに伝来し、日本の生活や文化に定着しました。

干支(十干十二支)の仕組み
十干
甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸(木の兄・弟、火の兄・弟、金の兄・弟、水の兄・弟)
十二支
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥
六十干支(ろくじっかんし)
十干と十二支の組み合わせ(10と12の最小公倍数)により、60年で一巡します。

日本における干支の歴史的役割
暦と年号
壬申(じんしん)の乱(672年)や戊辰(ぼしん)戦争(1868年)のように歴史的な出来事が起きた年を指すために使われていました。
文化
正月・初詣・年賀状など、生活の節目として親しまれています。
概念
「亥年だから猪突猛進」といった、年の性格を表す指標としても知られています。
まとめ
中国では古代の天文学に基づいて生まれた十二支が時代とともに親しみやすい動物へと変化していき、日本独自の文化と融合してきた歴史があります。

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