suddenly54

いくつ羊を数えるよりも、あなたの言葉を確かめて

山形駅

哲、紡に通話する。

哲「今、山形駅なんだけど」

紡「は~い」

哲「朝日いる」

紡「え、山形駅?新幹線?」

哲「朝日!」

朝日「なにやってん…繋いでる?(画面に向かって手を振る朝日)」

哲「紡に失礼だろ」

朝日「足踏むなや」

哲「じゃ、切る」

朝日「じゃあ!(その場を去ろうとする)」

哲「お前帰れよ」

朝日「帰るよ」

哲「足痛い」

朝日「痛!!!」

哲「今から帰る、じゃ」

紡、通話を切る。

哲からLINE。

【今、愛子駅】

【仙台ついた】

【仕事】

ファミマ・店内

哲「好きな音楽ある?」

紡「え、なんだろ…(超小声)」

哲「聞こえね~」

紡「えっと(小声)」

哲「有線、かかってる曲とか知ってる?」

紡「ちょっと」

哲「そっか~~~、選んでて!」

紡「…(チョコとじゃがりこをカゴに入れる)」

哲「それ戻して」

紡「…?」

哲「レジ並んで」

紡「…?」

紡、レジに並んで肉まんを買う。

哲、ファミマの外にいる。

哲「なんか買った?」

紡「肉まん」

哲「そっか」

紡「食べる?」

哲「貰う」

紡「かぶりついていいよ」

哲「え、ありがとう(ひとくち食べる)」

紡「残ってる!!!(感動してる)」

哲「俺口小さいから」

紡「え?それはない」

哲「(変な顔をしてる)」

紡「変な人…」

哲「楽しいな~最近」

紡「仙台で何かしてるの?」

哲「なんっも土方みたいな仕事だけ」

紡「へぇ…有線調べてたんだけど」

哲、紡の前に立ちはだかる。

哲、両手を広げる。

紡「ごめん調べものして」

哲「俺といるだろ!って何調べてるの?」

哲、スマホを覗き込む。

哲「(スマホの画面を消しながら)そんなサイト見てんじゃね~」

紡「私は有線を…って次の曲グッドモーニングアメリカだった…」

哲「好きなの?」

紡「バンド好きで!」

哲「例えば?」

紡「キュウソ」

哲「依存のね!」

紡「面白ソングだとね」

哲「かわいいのだと?」

紡「AAAのみさちあかな」

哲「へ~いいなあ」

紡「まあ、最強はミサミサ」

哲「デスノ?」

紡「デスノよりはマシ…あぁ~やだな病院」

[回想]黒田家・リビング

哲「ふぁ~」

朝日「こんにちは、ってなんで裸!?」

紡「やほお」

朝日「お風呂入ってた?」

哲「寝てた」

朝日「風邪ひくぞ、汗かく季節だからな!」

紡「麦茶飲む?」

朝日「飲む。ちょっと亀見てる」

哲「あぁ~飲みて~」

紡「麦茶はい、着替えどこ?」

哲「タンスの上」

紡「畳んでくれたの?ありがとう」

哲「いいよ、俺のカーゴパンツは?」

紡「あぁ、どこ!?押入れとか!?」

哲「え、やば!!」

朝日、亀を見ている。

朝日「お前らいいな(よく見ると泣いている)」

紡「じゃ、カルボナーラ温めるね~」

哲「俺もやる」

紡「冷凍室のワンタン使ってスープ作ろうかな」

哲「美味しそう、餃子スープ的な?」

紡「まあ、そんな感じ」

哲「右使う?」

紡「奥使う(ガスコンロ3口の話)」

朝日「お前それでいいの?」

哲「何が?」

朝日「(泣き出す)」

哲「忙しいから」

紡「…」

哲と紡、キッチンでカルボナーラとスープを温める。

[回想]駐車場

哲「今日は、CDを持ってきたんだ」

紡「へ~」

哲「車の後ろにある」

紡「見せて」

哲「いいよ」

哲、車の後ろのドアを開ける。

紡「これ?いっぱいあるね」

哲「えっと、これブルーハーツで、これが尾崎豊」

紡「これ赤くて可愛い」

哲「聞いたことない。上で聞く?」

紡「じゃあ、これ持ってる」

哲「なにこれ(CDを手で持ちながら)」

紡「えーっと、B’z」

哲「へえ、こんなの持ってたんだ」

紡「初めて見た?」

哲「どっかで見たような」

紡「じゃあ、鍵持ってるからエントランスの方開けるね」

哲「うん、外で待ってて」

居酒屋・店内(夜)

宮本「あ~、お腹すいたね」

熊井「鍋島何してんの?」

紡「図書館行ってたよ」

哲「なんで?」

朝日「真面目だね~」

渡部「もう肉ない」

紡「パイナップルジュースは?」

渡部「持ってこなかった~」

宮本「ほんと好きだよな」

熊井「どんだけその話するの?」

朝日「野菜ジュースならある」

紡「プロテインの?」

朝日「鍛えてる」

宮本「俺も鍛えようかな」

熊井「プランクめちゃうまいこの子」

哲「俺も教わった」

紡「最近はスローの腹筋にはまってて」

渡部「へんた~い」

紡「30秒に1回腹筋する」

熊井「え、むずくない?」

朝日「やる」

宮本「…肉くお~」

紡「鍋島、美容にはまってて」

哲「なにそれ、LINE?」

紡「絵本も読んでるって」

哲「貸して!ってこれ紡のこと好きだぞ」

紡「え!?ないない。女いんでしょ」

熊井「今日、体育の教科書ないの?」

宮本「大きいの」

朝日「オレンジの」

紡「あるよ、はい!」

朝日「よし、あとでやろう」

渡部「え~」

熊井「食べた後きつくね?」

哲「後は、きついな」

宮本「今日は見るだけにしよう」

紡「渡部だけやればいい」

熊井「たしかに、一人だけでいいな」

宮本「罰ゲームだろ」

哲「なんかゲームない?」

朝日「俺持ってきた」

紡「アイフォン持ってる?」

全員「持ってる(と言って机の上に出す)」

紡「最近はまってるスマホゲームがあるんだけど」

全員「返せ」「俺のアップル」「あ、これ俺のじゃない」「見ちゃった」「あぁぁ!!!」

紡「なんかごめん」

全員「いいのいいの」「こいつらが悪い」「朝日が悪い」

熊井「俺の嫁だからな」

渡部「お、いいな~」

哲「俺、ペットになりたいな~」

紡「ペットはいらないかな」

朝日「うぇ~い」

渡部「どうするこれから」

紡「みんなでできるスマホゲーを…」

哲「何あんの?」

紡「えっと、サッカー」

渡部「どうせ元カレとやったんだろ」

朝日「いいな」

哲「朝日、何もってきたの?」

朝日「地元のカルタ」

紡「えぇーっと、じゃあSNOWやろ~」

渡部「作ってるね」

宮本「俺も手伝う」

熊井「ど~しよっかな~」

朝日「今日何曜日だっけ」

紡「TV付ければ分かるよ」

哲「リモコンどこ?」

朝日「没収~」

熊井「楽しいなあ」

紡「良いゲームないかな」

渡部「ゲームで検索したら?」

紡「朝日やって」

朝日「俺!?」

哲「ガジェット得意だもんな」

宮本「はい、焼くよ~」

紡「わ~い」

熊井「は~若い」

渡部「もう桜咲くんじゃない?」

朝日「今日あったかいよね」

哲「窓開けたら?」

紡「あけて~」

哲「開けなよ」

紡「1番近いし」

朝日「たしかに」

熊井「なに使おうとしてんだよ」

哲「悪い(窓を開ける)」

風が部屋に吹く。

朝日「きもち~」

熊井「寝れそ~」

紡「お昼寝コース」

宮本「焼いて…ない!?」

渡部「ホットプレート壊れてる?」

紡「今窓開けたとこ」

哲「かわい~(紡を抱きしめる)」

宮本「俺焼く~」

ホットプレートに電源を入れる。

朝日「いいな、山形」

渡部「通いたい」

紡「離して~」

熊井「俺は最近仕事でさ」

渡部「何抱き合ってんの?」

熊井「ゴールインだよ」

朝日「肉食べよ~美味しそ~」

宮本「哲、窓閉めて」

哲「は~い」

哲、窓を閉める。

渡部「あったかいね今日」

熊井「いいなあ、食べよ~」

宮本、熊井が肉にのばした手を叩く。

紡、笑う。

宮本「まずは紡から!!!」

朝日「そうだろ、熊井!」

熊井「ごめん、頭冷やすわ。ちょっと外出てくる」

渡部「飲み物買ってきて、リスト作るから」

同・外(夜)

熊井「お前ら何やってんの?」

紡「帰ってきた」

哲「SNOW」

朝日「知ってる?」

渡部「プリクラみたいに出来んだって」

宮本「あ~酒がうめ~」

紡「一人ずつ撮ってってるの、残り朝日と熊井」

熊井「もう禁止!朝日とならいいけど」

紡「これ、保存してシールにしようかな」

朝日「貼ろっかなスマホに」

紡「うちは、マグネットにして冷蔵庫に貼ろ~」

熊井「はいこれ、缶(一人ずつジュースを配る)」

紡「三ツ矢?」

哲「炭酸飲める?」

紡「麦茶にしようかな」

渡部「大丈夫?(心配そうに)」

紡「大丈夫!!!」

渡部「無理しちゃってるじゃん!!!(全員に聞こえるように)」

哲「買い物行ってくる」

朝日「俺車に用事」

宮本「電話かけなきゃ」

熊井「あれ、みんなは?」

紡「えっと、用事と買い物と電話」

熊井「そうなんだ、気遣ってくれたかな」

紡「そういうこと!?」

熊井「今日いい天気だね」

紡「そうだね~」

熊井「この後公園行く?」

紡「そうだね」

熊井「…プハー、うまい!!」

紡「あ、LINEきた」

熊井「渡部から?ってなにこれ唇マーク」

紡「え…」

熊井「ベランダ行こ」

紡「え、うん」

熊井「ずっと言おうと思ってた、桜の咲くころ」

紡「…」

熊井「この家にいれるといいな」

紡「うん?」

熊井「ずっと気になってました」

紡「嬉しいな~」

熊井「綺麗だね」

紡「え、そうかな」

熊井「みんな帰ってきちゃうね」

紡「帰ってくるね、どこにいるんだろ」

熊井「着信止まらない…」

紡「えー、邪魔だな」

熊井、紡と目が合う。

熊井「そっち危ないよ」

紡「え」

熊井「怖いよね~~~」

紡「…あ、桜見える」

熊井「え、どこどこ?」

紡「近いよ」

熊井「俺、あれ梅かも」

熊井、スマホで調べものをする。

紡「分かった?」

熊井「分かんない」

紡「そっか、この前のクッキーさ、って顔真っ赤!!!」

熊井「ごめん!!!」

紡「え、みんな帰ってくるから!!!」

熊井「ちょっと待って(顔を背ける)」

紡「クッキーまた焼こうかな」

熊井「次はみんなで食べようか」

紡「…そうだね」

熊井「…すき(ぼそっと)」

紡「…」

熊井「聞こえた?聞こえてない?どっち?」

紡「聞こえた」

熊井「すき」

紡「うん」

熊井「聞こえたならこっち来て」

紡「うん」

熊井「うわ!!!びっくりした」

紡「好きなの?」

熊井「すきじゃねえ」

紡「どっち?(笑いながら)」

熊井「キスして~」

紡「え~」

熊井「お前じゃね~」

紡「え、誰?」

熊井「クッキーは俺だけな!!!」

紡「みんなにって言ったじゃん」

熊井「それはその、そういうことじゃなくて」

紡「えっと…」

熊井「勘違いじゃない」

紡「だよ…ね」

熊井「勘違いであってくれ」

紡「あ、帰ってきた」

熊井「どこ?」

紡「ほら、あれ」

熊井「桜のとこ?」

紡「みんないる」

熊井「…もういい、しない」

紡「え、えええ」

熊井「真似っこ、え、えええ」

紡「みんな早く来ないかな」

熊井「…好きだっていえばよかった」

紡「…」

熊井「…」

紡と熊井、目が合う。

熊井「どうして俺は何もできないんだろう」

紡「…鍋島と」

熊井「あれは冗談」

紡「え」

熊井「本気だよ」

紡「きも」

熊井「気持ち悪くてごめんね!」

紡「うん、これからクッキー焼こうかな。手伝って!」

熊井「待って、その前に」

紡「うん、なに?」

熊井「桜が綺麗だねってやりたかったって言う」

紡「…」

熊井「なんでこんなところで」

紡「…」

熊井「いいや」

紡「…クッキーの」

熊井「黙って」

紡「はい」

熊井「好きです。他の人に結婚してとか言わないで」

紡「分かった」

熊井「いろいろあるのは、分かる」

紡「うん」

熊井「俺を1番にしろ」

紡「え、うん」

熊井「まじ大好き」

紡「えっと…部屋」

紡、窓に手をかける。

熊井「ちょっと、いいかな?」

紡「なに?」

熊井「俺の」

紡、熊井とキスする。

熊井「やっと!!!」

紡「(顔を赤らめながら)え~~~~!」

熊井、窓を開けると風が部屋に入り、紙が飛ぶ。

ピンポーン

渡部が入ってくる。

哲「何やってんの?」

朝日「ずっと話してたよな」

宮本「なにこれ、部屋きたな。喧嘩?」

紡「…」

熊井「喧嘩喧嘩!」

渡部「絵文字買おうかな~」

紡「え!!!」

熊井「買わね~~~」

宮本「はああ、紙これどうするんだよ」

渡部「良いなあ恋って」

紡「クッキー!」

朝日「この前のな」

哲「俺も食べたいな」

紡「いいよ」

宮本「よし!!!って大丈夫なの?熊井」

熊井「俺は平気、トイレ!!!」

渡部「だめだこりゃ」

朝日「へ~~~、紡から聞こう」

宮本「いいなあ、春、桜咲く、歌いたい桜の歌」

紡「片付けて!!!」

宮本「なんで俺らが」

哲「へ~、なんかあったんだ」

宮本「紡、水とって」

紡「はい」

宮本「やっぱ自分で飲んで」

紡「え、はい」

宮本「顔真っ赤」

紡、水を吹き出す。

全員、素知らぬ顔をしている。

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ゆり子

SnowManのファンです。よろしくお願いします。

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