漢字の由来
愛知県の県名は、万葉集に詠まれた「年魚市潟(あゆちがた)」という古代の地名から由来しています。
この「あゆち」が転じて「あいち」となりました。
江戸時代の郡名が「愛知郡」に当てられたのが由来です。
奈良時代には、すでにこのと音が定着していました。
後に、「愛智」から「愛知」へと表記が統一されました。
「年魚市」の由来
『万葉集』巻三で高市黒人(たけちのくろひと)が詠んだ「桜田へ鶴鳴き渡る年魚市潟潮干にけらし鶴鳴き渡る」に由来です。
一説には「鮎が多く獲れる淵」や海からの風を指す言葉とされています。
「愛知」への表記
古くは「あゆち」の音に「年魚市」や「愛智」などが当てられていました。
江戸時代末期までに「愛知」に統一されました。
県名の採用
明治の廃藩置県後、県庁が愛知郡の名古屋城内に置かれていたため、愛知県として採用されました。
まとめ
愛知県特有の「杁(いり)」という文字は、ため池の取水口を指す「国字(日本で作られた漢字)」で、主に尾張地方の地名に多く見られています。
歴史
愛知県は、「織田信長・豊臣秀吉・徳川家康」の三英傑を輩出した「武将のふるさと」として、戦国時代に日本の中心的な役割を果たしていました。
江戸時代には徳川家康の基盤として発展していきました。
明治維新後の1872年に名古屋県と額田県が合併し、現在の愛知県が誕生しました。
額田県
明治4年(1871年)に廃藩置県で設置され、現在の愛知県東部(三河国全域と尾張国知多郡)を管轄し、約1年間だけ存在していた県です。
読み方
ぬかたけん
場所
愛知県東部(現在の岡崎市と豊橋市周辺)
由来
額田郡
※「額田」は通常「ぬかた」と読みますが、地名(茨城県那珂市額田など)や苗字では「ぬかだ」と呼ばれている場合もあります。
武将のふるさと
織田信長・豊臣秀吉・徳川家康など、多くの戦国武将の生誕地・活躍地であり、城や神社などの遺産が豊富です。
徳川の基盤
江戸時代・三河・尾張は徳川家の強固な支配下で、産業や交通が発展していきました。
愛知県誕生
明治維新の廃藩置県を経て、1872年11月27日に旧尾張国(名古屋県)と旧三河国(額田県)が合併して誕生しました。
産業の発展
交通の要衝でもあり、江戸時代から技術の蓄積が、現代の自動車産業や物作り産業の基盤となっていきました。
代表的なスポット
国宝犬山城
室町時代に築城された日本最古の現在天守です。
名古屋城
徳川家康が築きた、尾張徳川家の居城になります。
熱田神宮
三種の神器の1つ、草薙の剣を祭る由緒ある神社です。
