母のおせちには必ず入って要る物があって、父の好物の伊達巻、紅白のバラをイメージしたかまぼこの薄切り、数の子と枝豆の和え物、そして、消化を促すための大根漬けでした。
自分で作ってみたものの、薄く切る事が出来ず、だいぶ厚い花弁や大根漬けになってしまいました。
ローストビーフは若者向けですね。
昔は四本足の物をお正月などの行事の時は食べませんでした。
二の重には市販のものが多く詰められていますが、エビとぶりは味を濃い目につけてあります。
黒豆は苦手なので、栗きんとん、田作りと共に市販のものを使いました。
今は母親が亡くなり、母親の作ったおせちを頂く事は出来なくなりましたが、私は自分の子どもに
「おばあちゃんのおせちはこのようなおせちだったのよ。」
と伝えて行きたいと思います。