夢の中であなたに逢えたら
東京短期大学附属高等学校・Ⅱ年3組
美稀、机に突っ伏して寝ている。
黒沢家・部屋
多歌子「昨日、夜何回も起きちゃって」
ぬいぐるみに話しかける。
多歌子「また寝ていいよね」
ぬいぐるみ「寝ていいよ」
多歌子「だよね、おやすみ」
病院の処置室
西郷叶太「お疲れ様です(敬礼する)」
みき「おつかれさまです!って英語でなんていうんだっけ」
たぴ「無事?」
みき「死んだっしょ、輸血20ぐらいしてるっぽい」
たぴ「まじか、来た意味(笑いながら)」
みき「人が一人死んでるんだよ!」
たぴ「(大爆笑)」
みき「静かに、病院!」
たぴ「つまんないな~」
みき「じゃあ、たぴも死」
たぴ「みき氏~」
みき「仕事なんで」
たぴ「はい」
戻って、立体駐車場
みき「よっ」
たぴ「よお」
みき「何食べてんの?」
たぴ「さっき買ったアイス」
みき「うちのは?」
たぴ「え、ない」
みき「ダッツ!早く!」
たぴ「え~」
5分後、電話がかかってくる。
たぴ「もしもし」
みき「なに?」
たぴ「もしもしは?」
みき「もしもし」
たぴ「もしもし」
みき「なに?」
たぴ「クッキーサンドみたいなのしかなくて」
みき「じゃあ、それで」
たぴ「はーい、チョコ?」
みき「チョコ」
たぴ「分かった~」
みき、電話を切る。
みき、石を蹴りながら待つ。
警察署・会議室(夜)
金田久「おつかれさま」
みき「おつかれさまです」
たぴ「おつかれさまです」
金田久「これからラーメンどう?」
みき「いいですね」
たぴ「お腹すいてることだし」
みき「ごちそうになります」
たぴ「いいんですか?」
金田久「これから車持ってくるから」
ラーメン店・店内
みき「いただきます」
たぴ「待って」
みき「なに?」
みき、たぴを見る。
たぴ「いただきます」
みき「え?あ、待ってってこと?」
たぴ「不味くなる」
みき「え」
たぴ「伸びるよ」
みき「待ってって言ったじゃん」
たぴ「ズルズル」
みき「ズルズル」
たぴ「あー」
みき「おいしいね」
金田久「まだ食べてんの?」
ラーメン店・前
みき「美味しかったね、このラーメンに出会えて嬉しい」
たぴ「あ~世界一の幸せ者だ~」
みき「ラブ!」
金田久「帰るぞ~」
会議室(夜)
甲田菜愛「はあ、終わんない」
カツカツカツカツ。
勝場シアン「頑張って、はい差し入れ」
風土直輝「ありがとうございます」
甲田菜愛「いいえ!」
風土直輝「これ、あんまり好きじゃないんだよなあ」
甲田菜愛「どれ?あぁ、プレミアムロールケーキ?」
風土直輝「あぁ」
甲田菜愛「中学の時に食べてたな」
風土直輝「へえ、どうでもいい」
甲田菜愛「そっか」
風土直輝「食べようか」
甲田菜愛「食べるの?」
風土直輝「やっぱまずい」
甲田菜愛「え、てか私の」
風土直輝「美味しかった」
駐車場(夜)
みき、駐車場で待っている。
たぴ、やってくる。
みき、飲み物を買いに行こうか迷っている。
たぴ「こんばんは」
みき「わあ(驚きながら)」
たぴ「びっくりした?」
みき「した」
たぴ「寒いね」
みき「寒い」
たぴ「あ、これカイロ」
みき「ありがとう」
たぴ「いいえ」
駐車場(夜)/4号車、車中
みき「これ誰の車?」
たぴ「誰のだろう」
みき「うちのかも」
たぴ「まじ?良い車」
みき「いいレザー」
たぴ「ほんっと良い車」
みき「戻ってこないかな」
たぴ「目つぶってて?」
みき「分かった」
たぴ「はい」
みき「わ!ポッキー」
たぴ「美味しいね!」
空き家の庭(夜)
みき「このゴミ誰のだろう」
たぴ「マンションの人のじゃん?」
みき「持ってく?」
たぴ「え」
みき「なんか食べたいな」
たぴ「ゴミ持ってく」
みき「え」
たぴ「じゃ!また!」
警察署・生活安全課(夜)
甲田菜愛「なに、やってるの?」
みき「はじめまして。じゃない!」
甲田菜愛「前にあったことあるよね。じゃない!」
みき「良い感じの帽子ですね」
甲田菜愛「あ、これ。いいでしょ」
みき「生活安全課って何するんですか?」
甲田菜愛「ちょっとそこ座んない?」
みき「いいよ」
甲田菜愛「かわいいね」
みき「どこから来たの?」
甲田菜愛「おもちゃの国!」
みき「え」
回想/おもちゃのラビット近くの外のベンチ
甲田菜愛、バルーンを持って立っている。
たぴ「何してるの?」
みき「見たくて」
たぴ「へえ」
みき「はい、返す」
たぴ「捨てといて」
甲田菜愛、バルーンを持って立っている。
戻って、生活安全課(夜)
金田久「よし、みんな疲れただろうからまた明日!」
東京短期大学附属高等学校・Ⅱ年3組
先生の声「授業を終わります。授業を終わります!」
美稀、イスから飛びあがる。
学級委員「気を付け、礼」
美稀「ありがとうございました」
羊子「よく寝てたよ(座りながら)」
美稀「眠くて」
羊子「夢見た?」
美稀「見てない(夢を思い出しながら)」
黒沢家・部屋
多歌子「あー、ねっむ」
メモが置いてある
多歌子「なんて書いてあるんだろ、これ」
【ノート ラーメンが食べたい】
