サブカル学徒の自分としては、やっぱり、意識的にそういう風に生きているわけではないのですが、メジャーな作品群より、マイナーな作品群を愛することが、青年期の自分も、壮年期の自分も、いつもいつも、そんな感じで多いのです。そんな自分が、ちょっと、誇らしくもあったりするのですが、それは、きっと、ちょっとした、スノッブな感覚かもしれないし、まー、そんな感じで、傍から見たら、スノップ気取りの嫌な奴なのかもしれません。という事で、今回は日本のインディペンデント映画の歴史を学んでいこうと思うのです。一つ、断りを入れるとすると、私はそんなに映画というカルチャーに強くないという事、どちらかというと少し、映画というカルチャーに疎いという事、まー、そんな感じなのです。
日本におけるインディペンデント映画の文脈
では、インディペンデント映画の定義とは?と単純に気になってしまって、ChatGPTなどに聞いたり、してみましたが、例えば、岩井俊二監督や是枝裕和監督、そして、それから、濱口竜介監督など、このような著名の映画監督まで、インディペンデント映画の映画監督として定義していいのだろうが、そんな事が気になってしまていたのです。だけど、ChatGPTが面白いことに、日本におけるインディペンデント映画の文脈について、まとめてくれたので、それを書き記しておこうと思うのです。
ちなみに、日本では「インディペンデント映画」という言葉は、アメリカのように「大手スタジオから独立して製作された映画」という意味だけではなく、ATG、自主映画、ミニシアター、デジタル自主制作などで、時代によって少しづつ異なる文脈で使われていました。つまり、日本では「製作資本の独立性」だけではなく、「表現の自由さ」や「上映のされ方」まで含めて語られることが多いようです。それでは、以上を踏まえて、インディペンデント映画の文脈の流れを見て行きましょう。
・ATG(日本アート・シアター・ギルド):1960~80年代にかけて、商業映画では難しい芸術的・前衛的な作品を支援しました。
・自主映画運動:8mm映画や学生映画を通じて、若い作家が自由な表現を追求しました。
・ミニシアター文化:1990年代以降、小規模映画館がインディペンデント映画の重要な上映の場となりました。
・デジタル化:2000年代以降、デジタル技術の普及により、個人や少人数でも長編映画を製作しやすくなりました。
では、この後は、一つ、一つの文脈を切り取って、その、一つ、一つの代表作や諸々の事などをChatGPTやWikipedeiaなどに頼り、教わり、学び、書き進めていきたいと思うのです。
・ATGの代表作や諸々
初期(1960年代後半~1970年代前半)
『少年』(1969/大島渚)
「実際の保険金詐欺事件を題材にした社会派映画。」「ATG初期を代表する傑作。」
『儀式』(1971/大島渚)
「日本の家制度や戦後社会を鋭く批判した作品。」
『修羅』(1971/松本俊夫)
「実験映画の要素を取り入れた前衛作品。」
中期(1970年代)
『田園に死す』(1974/寺山修司)
「ATGを代表する幻想映画。」「詩・演劇・映画が融合した唯一無比の世界観。」
『祭りの準備』(1975/黒木和雄)
「地方社会の閉塞感と青春を描いた名作。」
『青春の殺人者』(1976/長谷川和彦)
「戦後日本の家族と暴力を描いた、日本映画史に残る傑作」
後期(1980年代)
『ツィゴイネルワイゼン』(1980年/鈴木清順)
「幻想性と映像美を極めた代表作。」「ベルリン国際映画祭でも高い評価を受けました。」
『陽炎座』(1981年/鈴木清順)
「泉鏡花の世界を映像化した幻想文学映画。」
『さらば箱舟』(1984年/寺山修司)
「寺山修司の遺作。」「神話と共同体をテーマにした壮大な作品です。」
・自主映画運動の代表作や諸々
『狂い咲きサンダーロード』(1980年/石井岳龍)
自主映画の代表作として最も有名な一本です。
「パンクロックと暴走族文化を融合」「わずかな予算で制作」「後の日本インディペンデント映画に大きな影響」
音楽・映画・アンダーグラウンドカルチャーが一体となった作品で、日本の「DIY精神」を象徴しています。
『鉄男』(1989年/塚本晋也)
自主制作から世界的評価を得た作品です。
「モノクロ16mm撮影」「少人数スタッフ」「肉体と機械の融合という強烈なテーマ」
海外の映画祭でも高く評価され、日本のインディペンデント映画を世界に知らしめました。
『風たちの午後』(1980年/矢崎仁司)
自主映画から商業映画へつながる流れを代表する作品です。
「青春と都市生活」「ニューウェーブ文化」「低予算ながら高い芸術性」
1980年代自主映画の空気をよく伝えています。
・ミニシアター文化の代表作や諸々
『Love Letter』(1995/岩井俊二)
ミニシアターブームを象徴する一本です。
「繊細な映像美」「青春と記憶」「女性を中心に口コミでヒット」
90年代の「ミニシアター系映画」というイメージを定着させました。
『CURE』(1997/黒沢清)
ホラーでありながら哲学的・社会的な作品で、日本だけでなく海外でも高い評価を受けました。
「ミニマルな演出」「都市の不安」「90年代日本社会の空気」
現代日本映画を代表する一本です。
『EUREKA』(2000/青山真治)
約3時間半に及ぶ長編で、バスジャック事件後の人々の再生を描きます。
「静かな映像」「喪失と再生」「カンヌ国際映画祭でも評価」
商業映画では成立しにくいスケールの作品でした。
『誰も知らない』(2004/是枝裕和)
社会問題を静かなリアリズムで描き、日本映画の国際的評価を高めました。
「家族」「子ども」「現代社会」
ミニシアターから広く支持を集め、世界へと羽ばたいた作品です。
・デジタル化以降の代表作と諸々。
『誰も知らない』(2004/是枝裕和)
デジタル撮影を積極的に取り入れた初期の代表作です。
「長期間にわたる撮影」「子どもたちの自然な演技」「カンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞」
デジタル技術によって、フィルムでは難しかった柔軟な撮影スタイルが実現しました。
『ハッピーアワー』(2015/濵口竜介)
5時間を超える長編で、一般公募の出演者を中心に制作されました。
「ワークショップを重視」「長回し」「会話劇」
デジタル制作だからこそ可能になった、長時間・低予算ながら高い完成度を持つ作品です。
『万引き家族』(2018/是枝裕和)
家族とは何かを問い直した作品で、カンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞しました。
「家族」「貧困」「社会制度」
デジタル時代の日本映画を代表する作品の一つです。
『ドライブ・マイ・カー』(2021/濱口竜介)
日本映画が世界で再び大きな評価を受けるきかっけとなりました。
「アカデミー賞 国際長編映画賞」「村上春樹原作」「国際共同制作」
デジタル時代の日本映画の到達点とも言われています。
という事で、日本のインディペンデント映画の文脈や、その、それぞれの文脈の中の作品などを簡単に紹介しました。次回からは、その文脈を学ぶために、それぞれの文脈の中の作品を一つずつ、ピックアップしていって、なるべく、日本のインディペンデント映画の流れを学ぶことが出来たらと思っています。最後に、映画に詳しい方から見ると、色々と間違いや、全体のうっすぺらさを感じる方も多いと思います、しかし、良ければ、いちサブカル学徒として、日本のインディペンデントの歴史について、触れ、学ぶ姿を遠目から見守っていただけると、とても、有難いです。それでは、今回はこれで失礼いたします。
そして、最後に忘れてはいけないのは、PFF(ぴあフィルムフェスティバル)の存在です、それは、また、機会が来たときにでも、学んでいけたらいいなと思っています。
また、最後に、是枝裕和監督の「誰も知らない」がミニシアター文化と、デジタル自主制作の二つの項に出ていますが、それくらい、どちらの項に対しても、重要な作品という事で、大目に見ていただけると幸いです。
