甘酒

歴史

甘酒の歴史は古墳時代にまで遡り、『日本書紀』に登場する「天甜酒(あまのたむざけ)」が起源とされています。

古くは「一夜酒」とも呼ばれていました。

江戸時代には庶民の夏の栄養ドリンクとして親しまれ、現在では健康飲料として定着しています。

古代・古墳時代~奈良時代(起源)
『日本書紀』に登場する神話的な飲み物「天甜酒」がルーツです。
288年頃、醴酒(さけ/こざけ:麹で作った甘い酒)を天皇に献上した記録があります。
平安時代
貴族が冷やした甘酒を夏に飲んでいた記録が残っています。
江戸時代(庶民への普及)
夏の風物詩として甘酒売りが街を歩き、冷やし甘酒が飲まれていました。
栄養価が高いことから、夏バテ防止の「飲む点滴」として重宝されています。
江戸時代中期には、冬の飲み物としても定着しています。
現代
健康志向の高まりとともに、米麴の栄養価が見直されています。

甘酒の呼び名の歴史
1、天甜酒
『日本書紀』に見られる最古の呼び名
2、醴酒
濃い酒という意味の米や麹を使った甘い酒
3、一夜酒
お粥に麹を混ぜて一晩置いて作る、古くからの呼び名
まとめ
日本古来の伝統的な発酵飲料として、神事(お神酒)にも使われ、人々の健康を支えてきました。

縁起

甘酒は「飲む点滴」と呼ばれる栄養豊富な発酵飲料であり、古くから「邪気払い・無病息災・長寿・開運」を願う縁起物として、正月やひな祭りなどの節目に親しまれていました。

お米の神聖な力と発酵の力が、健康と幸福をもたらす縁起の良いパワーフードとなっています。

無病息災・健康長寿
江戸時代、夏場に栄養補給として飲まれていました。
夏の健康維持や正月に飲むことで1年間健康に過ごせるといわれています。
魔除け・開運
神様にお供えしたお神酒(みき)から派生しており、神聖な飲み物としています。
邪気を払い全体的な運気をアップさせる力があるとされています。
子孫繁栄・成長祈願
ひな祭り(桃の節句)では、白酒の代わりとして、子供の健康と健やかな成長を願って飲まれています。
神事との繫がり
古来より米は霊力を持つとされ、米から作られる甘酒は神棚に供える神饌(しんせん)として用いられていました。
古事記に登場
木花咲耶姫(このはなさくひめ)が無事な出産に感謝し、天甜酒を醸(かも)したエピソードが甘酒の起源ともいわれています。
栄養満点
米麴甘酒には、「ブドウ糖・ビタミンB群・アミノ酸」が豊富に含まれ、疲労回復や脳のエネルギー補給に効果的です。
肌ケア・免疫力
毎日続けることで皮脂量の抑制や美容効果が期待できます。

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