現在、QRコード決済が急速に普及していますが、総合的な利便性においてはクレジットカードやデビットカードの方が優れていると考えられます。
そう考える最大の理由は、決済にいたるまでの「二度手間の多さ」です。QRコード決済では、まず銀行口座などから事前にチャージを行い、そこから支払うという工程が発生します。オートチャージ機能を利用する解決策もありますが、意図しないタイミングで残高が変動することになり、資金管理上のリスクが残ります。一方、各種カードであれば事前チャージの手間なく自動で引き落とされるため、シームレスな支払いが可能です。
また、「通信状況への依存性」も無視できない課題です。電波障害や店舗の電波状況によっては決済が不安定になり、会計時にトラブルが生じる恐れがあります。
さらに、実際の「会計時における操作の手間」も挙げられます。「スマートフォンを取り出し、画面ロックを解除し、アプリを立ち上げてコードを表示する」という一連の動作が必要です。店舗によっては自らQRコードを読み取り、手動で金額を入力して店員に見せる手間まで発生します。
以上の観点から、ポイント還元率などの特殊なメリットを考慮しない限り、決済手段としてはクレジットカードやデビットカードを選択する方が合理的であると言えます。
