水彩で絵を描くにあたり、最も重要(と言っても過言ではないと思います)なのが、「紙」です。
もちろん筆や絵の具も大事なのですが、絵の仕上がりを左右するのはやはり「紙」と答える水彩マニアは多いと思われます……!
「そもそも水彩紙って何?よく見かけるスケッチブックと違うの?」
と思う方も多いと思います。
ズバリ答えると、全然違います!
水彩紙は、その名の通り水彩で絵を描くための紙で、以下のような特徴があります。
・厚みがある
・素材はコットン(綿)やパルプ(木材)が多い
・表面に特殊な処理をしてあるため、ヨレや破れに強い
透明水彩で絵を描く場合、たっぷり水を含ませ、にじみやぼかし、重ね塗りといった技法を使います。
普通の画用紙だと、厚みや表面の強度が足りず、ヨレてしまったり、最悪の場合絵が破れてしまいます。
「とりあえず違いは分かったけど、あまりお金をかけずに手軽に水彩を始めたいな~」
そういう方向けに、「手に入りやすく、比較的価格がお手頃」な水彩紙をご紹介します!
・コットマン
・ヴィフアール
・ホワイトワトソン
上記の水彩紙は、画材を取り扱う文具店などでもよく見かけるもので、価格帯もお手頃(※サイズにもよります)なものです。
(写真でははがきサイズのパックを紹介していますが、リング綴じのスケッチブックや、のり綴じのスケッチパッド形式のものもあります)
ホワイトワトソンは私もよく使っていますが、にじみやぼかし、重ね塗りといった表現が程よくでき、表面が丈夫なイメージがあります。
何より、手に入りやすいというのが個人的にポイントが高いです!
そして、「水彩紙 おすすめ」など、一度検索をしてみた方はビックリしたかもしれませんが、めちゃくちゃ高級な紙もあります……!
(私はあまり使ったことがありません……レビューを期待されていたら申し訳ありません)
ですが、高級な紙=いい絵が描ける、とは限りません。
紙は「自分の描きたい絵に合っているか、表現したいことができるか」が重要だと、私は考えています。
そのためには、画用紙やお手頃な紙にたくさん描いて「自分の描きたい絵、描きたいテイスト」をみつけることです。
「こんな高級な紙に絵を描くだと……!?」とためらったり、恐る恐るになってしまって結局描けない……!
大丈夫です!私も昔はそう思っていましたし、何なら今でもビビりながら描いています。
まずは画用紙、それから水彩紙へとを段階を踏んで使ってもいいですし、併用してもオッケーです。
失敗したっていいんです。それも大切な経験で、「次はこうしてみよう」と思えれば大丈夫です。
たくさん試して、ときどき失敗して、自分の描きたい絵、描きたいテイストを探しましょう!