【メイキング】アナログ画材のすすめ・色鉛筆

こんにちは。141です。

ところで皆さま、昔使っていた色鉛筆、おうちに眠っていたりしませんか?

学用品と侮るなかれ、色鉛筆もりっぱなアナログ画材!

小さな絵を描くのにもちょうどよく、絵の具やほかの画材との相性もばっちりです。

【色鉛筆を使うときのポイント】

①筆圧に気を付ける!

②とがり具合に気を付ける!

強く濃く塗る、軽くうすく塗る。まずはここを意識してみましょう。

色鉛筆で塗るイラストでは、最初からガシガシ塗ると修正が難しいので、下塗りはうっすらと。

あまりとがらせすぎると跡が残りやすいので、先が少し丸い方が塗りやすいです。

このうっすら塗るのを2~3段階繰り返して、全体を整えていきます

仕上げの段階で、先をとがらせて細かく描いたり、強く塗るところとそうでないところで強弱をつけたりするといい感じです。

今回は、手もちの色鉛筆を使って塗り絵をしてみました。

【用意するもの】

・色鉛筆

色鉛筆を持っていなくて、初めてそろえる場合は「24色セット」のものが多く出ていますので、そちらをおすすめします。

追加で気になる色をプラスしていっても良いと思います。

(記事では色鉛筆メーカーがバラバラですが、あまり気にせず読んでいただければ幸いです)

【あると便利なもの】

・練り消し、細い消しゴム

練り消しはポンポンと叩くようにして、ふんわり消すことができます。

細い消しゴムはノック式のペンタイプが多いです。細かい部分の消しに便利です。

・ホワイトや金などのペン

色鉛筆よりも発色がよく、細かく描けます。

仕上げに使うと、よりメリハリのついたイメージになります。

それでは早速、塗り方の紹介です。

①線画を用意する

今回は、イラストっぽく塗ることを前提にしていたので、あじさいと女の子のイメージで線画から描いてみました。
ダイソーのはがきに0.28のゲルインクボールペンで描いています。

もちろん市販のぬりえなどを使っても大丈夫です。

②下塗り

先のポイントのとおり、髪や肌、服を軽い力でうすく塗ります。

(使用した色鉛筆は左側に見切れています)

ちょっと塗り過ぎかな?と思ったら、練り消しの出番です。

ポンポンと軽くたたくようにして使い、塗り過ぎたところを薄くしています。

見やすいように少し濃く塗ったので、実際はもう少しうすく塗って大丈夫です。

2~3回塗り重ねたものがこちら。


全体をみながら進めていきたいので、葉っぱも塗ります。

過程を撮り忘れて塗りが進んでおりますが、基本の塗り方は同じです。

葉っぱだけが浮いた印象にならないよう、肌に使った色をベースにうすく塗ってあります。

③塗り込み

②を繰りかえして全体が整ってきたら、濃く塗るところを決めます。

今回のイラストだと、髪の内側など陰になるところ、瞳(特に中心)、葉っぱの葉脈が濃く塗りたいところにあたります。

続いて、腕のうしろやひじ、ほっぺや目元なども少し濃くしたいところです。

先ほどよりも、手に力を入れて塗っています。

ここも最初は少しの力で塗り、だんだん濃くしていくときに力を込めるように塗ります。

都度イラスト全体をみて、強調したいところや濃くしたいところを塗っていきます。

塗り込んだものがこちら。

(色味は見やすいように少し調整しています)

髪はピンク系をベースにして、グラデーションっぽく仕上げました。

こちらはあじさいの縁取りや瞳のハイライトなどにホワイトのペンを使っています。

色鉛筆だけのものとは、また違った印象になるかな、と思います。

(実際の色味はこちらの方が近いです)

いかがでしょうか。

ポイントをいくつか挙げてみましたが、いちばんは「楽しむこと」だと思っています。

画材に直接触れて、いろいろ試行錯誤したり、誰かと一緒に描いてみたり。

ちょっと失敗してしまっても、それも経験であり、思い出として残るでしょう。

そのひとの印象が浮かび、かたちに残る。

アナログのそんなところが大好きな141でした。それでは。

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141

絵を描いています。 透明水彩や色鉛筆などを使った、ふんわりした絵が得意。 現在はデジタルでのイラスト制作とデザインを勉強中。

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