あまり原作に触れていません。基本TRPG設定です。
異次元の色彩
宇宙からの色とも言われる上級の独立種族です。(宇宙からの色の方が名が通っている気がします)
異次元の色彩は知覚力のある有機物です。
気体ではなく、非物質的存在です。光と色だけで構成されています。
異次元の色彩が移動すると、無定形のキラキラ輝く断片が発生します。
この断片は知られているスペクトルと一致せず様々な色合いの薄い色で輝きます。
異次元の色彩に食われた犠牲者の死体の皮膚や顔は異次元の色彩と同じ色に輝きます。
ガイガーカウンターで調べると放射能値が跳ね上がり異次元の色彩の存在を探知することができます。
異次元の色彩の成体は宇宙を飛び様々な惑星に幼胚を生み落としてその数を増やしています。
幼胚は7〜8㎝ほどの球体をしたもので中は空洞です。
栄養のある土の中か、水の中に幼胚をおくとやがて発芽し、それから二日か三日すると外側の殻が溶けて、ゼリー状の新しいクリーチャーが出てきます。
幼生はかなりの大きさまで成長します。
幼生がその土地の生態系に入り込んでくるにつれて、周囲の果物が不健全な形で大きく成長したり(ちなみに味は苦い)、奇形の生き物が生まれたり、夜になると周りの植物が異次元の色彩と同じ色に輝きだしたりします。
更に1、2ヶ月すると、幼生は若い異次元の色彩に変化します。
こうなると食べ物を漁るために巣からでてくるようになります。幼生の時に影響を与えた地域にある生命体から生命力を吸い取ります。必要なエネルギーを回収し終えると地球から離れ宇宙で成体として生きるようになります。
異次元の色彩は強い光が苦手なのか昼間は暗くて涼しい場所に身を潜めることが多いです。溜池、井戸、湖、貯水池、海等の水の中は絶好の隠れ家になっています。
異次元の色彩は物理攻撃が効かない神話生物になっています。
またDEXが平均値でも高いのでかなり厄介です。
異次元の色彩には精神的攻撃(100)、エサにする(85)、分解(100)、つかむ(85)の4つの能力があります。
精神的攻撃は1D6MPと1D6のSAN減少を引き起こす攻撃です。
エサにする、は異次元の色彩のMPと探索者のMPを比べ異次元の色彩が探索者のMPを10上回るごとにSTR、CON、POW、DEX、APPをそれぞれ1ポイントずつ永久的に吸収し1D6のダメージを引き起こさせる攻撃です。
分解は自分の持つエネルギーを集中させ物質を分解して穴をあけることができる能力です。
つかむは一部を手中させ個体化し組みついたり武器を掴んだりできるようになる能力です。
異次元の色彩を視認した時のSAN値減少量は0/1d4、異次元の色彩の犠牲者を視認した際の1/1d8です。
クトーニアン
上級の独立種族です。
芋虫のような体にイカのような触手が生えている見た目をしています。1.6㎞あります。粘着質のある生物です。
1000年以上も生き、仔を守ろうとする強い本能をもっています。
テレパシー能力を持っており世界のどこにいる仲間と交信がとれ、互いの心を感じあう事ができます。
バターの様に岩を掘ることができ、岩盤もものともしません。
成虫のクトーニアンは極端な高温に強く4000°まで耐えることができますが水が苦手で、多量の水を浴びると死ぬことがあるほど水が苦手であり弱点です。また、放射能も苦手です。
全世界におり、海中の玄武岩の中にいることもあります。
成虫のクトーニアンは複数集まって地震を起こすことができます。
クトーニアンには更に大きく強いシュド・メルという個体がいます。
TRPGで、筆者はクトーニアンをあまり見かけたことないのですがシュド・メルは赤い印などで名前を聞く機会がそれなりにあります。
赤い印というのはシュド・メルの赤い印という魔術のことです。1人あるいは数人の犠牲者に恐ろしい死に方をさせる呪文で、TRPGの戦闘において複数人に1D3のダメージを与えるかなり厄介な魔術です。
クトーニアンは水というわかりやすく明確な弱点があるのでお膳立てをしっかりすればシナリオに出せる神話生物だと思います。
ちなみにクトーニアンは卵生で、真珠に例えられる綺麗な卵を産みます。
その卵は人間でも手の届く場所に放置されていることが多かったり。これを使ったシナリオも良さそうかも
クトーニアンには触手(75)、押しつぶし(80)の2つの能力があります。
触手はクトーニアンのDBの半分のダメージを与え、CONを1D6減少させる攻撃です。
押しつぶしはDBと同じ値分+DBのダメージを与える攻撃です。
成虫のクトーニアンを視認した際のSAN減少量は1D3/1D20
成長段階のクトーニアンを視認した際のSAN減少量は1/1D10です。
ザイクロトルからの怪物
下級の独立種族です。
惑星ザイクロトルからやってきた異生物です。
大きさは5mほどです。自力で移動できる動物であるが、最上部に目鼻がなく、牙が生えた大きな口のみの頭部が存在し、全体的なシルエットは背の低い樹木に似ています。
複数ある腕は樹木のように枝分かれし同じように複数ある脚は極端に短くなっています。
冒涜的なニョロニョロ
ザイクロトルからの怪物は知性が薄弱であることでシャッガイからの昆虫に個体の大部分を奴隷、玩具にされ、労働力として使われています。
故郷ではザイクロトルからの怪物はある伝説的な植物性の存在を崇拝しており、その植物に対して、定期的に自らを進んで生贄にささげていました。
ザイクロトルからの怪物は人を食べるのですが大きい人間は引きちぎって食べ(お行儀がよろしい)、小さい人間はそのまま一口で食べます。
大多数の個体がシャッガイからの昆虫の奴隷なのでシャンがでてくるシナリオに登場させれるかも?な神話生物です。
ダメボが高いうえ耐久もあり装甲もあるうえDEXも見た目に反して持ち合わせていますので結構強いです。
おつむが弱いところをいかして戦闘しなくてもいいようなシナリオにしたり、PCをとにかく強くしてちゃんと戦えるようにしてもいいかもしれません。
ザイクロトルからの怪物は6本の触手を同時に扱うことができます。触手はそれぞれ、DBの半分の値のダメージを与えることができます。
ザイクロトルからの怪物を視認した際のSAN減少量は0/1D6です。
あとがき
今回はメジャーでもマイナーでもない神話生物をまとめてみました。
異次元の色彩は某酒飲み卓で知名度高そう?