台湾TSMCと言う企業の半導体工場が熊本県内に完成した、というニュースを聞いた事があると思います。台湾TSMCは半導体製造の世界最大手の企業です。
半導体とはなんでしょうか?
半導体とは電気を通す金属などの「導体」と電気をほとんど通さないゴムなどの「絶縁体」との中間の性質をもつシリコンなどの物質のことです。
半分は導体の性質を持つのでこのような名称がついた、と思われます。
半導体に電気や磁場を加えることで、電気を通す、通さないを瞬時に切り替えることができます。
現在のコンピューターは、例えば電流が流れている状態を「1」、流れていない状態を「0」として2進法で動いているため、電気を通す、通さないを切り替えることができる半導体が組み込まれています。
スマホや家電、デジタルカメラなどほぼすべてのものに半導体が使われています。
現在の半導体の製造の課題の一つはいかに小型化するかということです。
業界最先端の台湾TSMCは幅5ナノメートルの生産ラインを確立しています。(1ナノメートルは10億分の1メートル)
日本は幅40ナノメートル止まりと大きく後れをとっています。
なぜ半導体を小型化したいかというと
- 電力消費が少なくなる
- 回路に多くの半導体を組み込める
からです。TSMCの進出は日本企業の半導体製造力を強化すると思われます。