地震を予知するということは、地震が起きる時、場所、大きさを精度よく予測することである。
しかし、多くの専門家や日本の気象庁は現在の科学技術では地震予知はできない、と言っている。
その理由は
①地球規模のことなので実験ができない
②数十年、数百年に一度のことなのでデータの蓄積が十分でない
などがある。
日本の気象庁などは、南海トラフ巨大地震について重点的に調査してきたが、最新の発生確率は
『10年以内に30%程度、30年以内に70~80%、50年以内に90%以上』
というもので南海トラフ周辺の地震活動や地殻変動等の状況を調べている、という。
しかしこの確率の数値をいわれても我々にはほとんどピンとこない、というか
まったく参考にならないと思われる。
ところが最近、AI(人工知能)を活用した地震予測の技術を研究する専門家がいて、その予測技術
を「MEGA地震予測」と呼んでいる。それは、全国各地のGPSデータを収集し、そのデータを
元にAIでデータ解析し、ピンポイントで地震を予測するものである。
すでにMEGA地震予測により、2024年3月21日の茨城県南部を震源とする最大震度5弱、
マグニチュード5.3の地震の予測に成功している。
AIを活用した「MEGA地震予測」が地震予測は不可能、という現在の定説をくつがえし
地震予測を可能なものにするか今後の研究を待ちたい。