「コレステロール」について

みなさんは、血液検査をしてそのデータの中でコレステロールとか善玉コレステロールなどの項目があることを知っていると思います。

コレステロールとは?

コレステロールとは人間の体に存在する脂質のひとつで、細胞膜、ホルモン、胆汁酸を作る材料です。(ホルモンとは体の様々な働きを調節する化学物質で、胆汁酸は肝臓で作られる胆汁に含まれる酸のことです。)それに対して、中性脂肪も脂質のひとつですが、人間が活動するエネルギー源になり、摂りすぎると体脂肪になります。

コレステロールには善玉コレステロールと悪玉コレステロールがあります。善玉コレステロールは増えすぎたコレステロールを回収し、さらに血管壁にたまったコレステロールを取り除いて肝臓へ戻す働きをします。一方、悪玉コレステロールは、肝臓で作られたコレステロールを全身へ運ぶ役割を担っており増えすぎると血管壁に蓄積し動脈硬化の原因になります。

どんな食べ物を食べればいいのか?

悪玉コレステロールの値を下げる食べ物と言えば、ブロッコリー、キャベツ、芽キャベツなどのアブラナ科の野菜や大豆製品などです。その他、アボカドを毎日食べるとコレステロール値が下がると言われてます。しかし、いずれも適正な食事の量が守られている、という条件がつきます。

運動は有効です!

あとは当然、運動することがコレステロール値をコントロールする上で有効になってきます。特に運動の中でも「有酸素運動」が有効です。「有酸素運動」とは「長時間継続して行う運動」のことで、筋肉を収縮させる際のエネルギーに酸素を使う運動です。筋トレよりもウオーキング、ジョギング、水泳などが効果的ということです。

生活習慣を見直すことが何よりも大事!

食事の制限や運動でコントロールできないコレステロール値の場合、医師から薬を処方されると思います。しかし、一部の医師からはコレステロールを下げる薬を飲みつづけることの危険性が指摘されています。薬を飲みながらでも生活習慣を見直して薬を飲む必要がなくなった、と医師が判断して薬をやめることができた人も少なからずいるようです。常に動物性脂肪を摂りすぎないなど、生活習慣を見直すことが必要なようです。

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Jack

他の人より遅れて某大学に入学しました。物理学を専攻し修了までこぎつけました。それだけが取り柄です。サイエンスについて書かせていただきます。

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