長嶋茂雄という人物
長嶋茂雄という人物は天才と言われ、たんに「ミスター」と言えば長嶋茂雄を指す。選手としては新人王、MVP5回、首位打者6回、本塁打王2回、打点王5回を獲得、監督として、リーグ優勝5回、日本一に2回なっている。プロ野球の選手としても監督としても文句のつけようもなく、同僚の王貞治とともに一時代を築いた。それに加えて、天真爛漫というか今でいうところの”天然”ともいえる伝説・エピソードの持ち主である。特に50代以上の人は聞いたことがあるかもしれないが、以下伝説・エピソードの一部を挙げる。
長嶋茂雄の伝説・エピソード
- 立教大学時代、英語の先生が「”I live inTokyo.”の過去形は?」と質問した時、ミスターは大まじめにこう答えた。
「”I live in Edo(江戸).”」
2.「THE」「ONE」をそれぞれ「テヘ」「オネ」とよんでいた。
3.野球部の同僚とテスト勉強をしているとき、同僚が使っている英和辞典を見せてもらい「これは便利な本だね、なんていう本、どこで売ってるの?」と聞く。
4.「好きな四字熟語を」と渡された色紙に「長嶋茂雄」と書いた。
5.息子の一茂が小学二年生の時、ミスターは一茂を後楽園球場(当時の巨人の本拠地)に連れて行った。そして帰りは自分一人で帰ってきたのだ。父親が自分の息子を球場に置き忘れてきたのだった。
6.巨人入団の契約金1800万円(現在の2億円超)を貯金した銀行を忘れる。
7.少年野球教室にて
「球がこうスッとくるだろ」「そこをグゥーッと構えて腰をガッとする。」「あとはバァッといってガーンと打つんだ。」
長嶋茂雄という人物の伝説・エピソードは他にもたくさんあるので検索してもらいたい。
引退セレモニーにて
特筆すべきは、巨人ファンにとってはあまりにも有名な言葉である。1974年10月14日のことで、引退セレモニーにおいてこう言った。
「わが巨人軍は永久に不滅です。」
本人は前もって考えていた言葉ではなく、自然と出たものと後日言っている。
長嶋茂雄氏の現在と巨人
長嶋茂雄氏は、2004年に脳梗塞で倒れた後遺症で現在も入院中だが、時々東京ドームで巨人戦を観戦するほど回復している。厳しいリハビリに耐えたと聞いている。
巨人は2020年を最後にセ・リーグ制覇から離れ、日本一も2009年が最後である。今度は勝つために今の若い選手たちが奮起しなければならない。筆者は生粋の巨人ファンで小学生の時からテレビで見て応援している。現在では、菅野智之投手や小林誠司捕手のファンである。
今年から指揮を執る阿部慎之助監督のもとで巨人が日本一になるところを長嶋氏に見せてあげたい。