野球用語は何回か書いていますが、自分がやってたソフトボールの独特のルールなどは書いて
いなかったのでここで書こうと思います。
ソフトボールでは、投手(ピッチャー)の手からボールが離れるまで走者(ランナー)はベースから離れては
いけないというルールになっています。
離れた場合はそれだけで離塁アウトになります。
野球ではリードをとれますが、ソフトボールではリードがとれないことになります。
そして、ソフトボールでは一塁だけダブルベースという白とオレンジ色の2つのベースが並んで置かれています。
ソフトボールは野球に比べて塁間が短い(18.29m)ために一塁でのクロスプレーが多くて守備側と攻撃側
の接触が起こりやすくて、衝突によって大ケガをすることもあったらしいです。
その為に一塁での接触プレーによる事故防止を目的にダブルベースが採用されたみたいです。
ダブルベースは38.1×76.2cmの大きさで、白ベースは守備側が使用しオレンジベースは攻撃側の打者
走者が一塁を走り抜けるというルールになっています。
これにより接触する危険を回避することができるわけです。
ソフトボールにはリエントリー(再出場)というルールもあります。
これはあくまでスターティングメンバー(スタメン)が適用されるルールなのですが、いったん試合から退いて
も一度に限って再出場(リエントリー)できるというものです。
ただし、再出場(リエントリー)する場合は自分の元の打順を引き継いだ選手と交代することになっており、そ
れに違反して相手チームからアピールがあった場合は再出場(リエントリー)違反となって違反した選手と監督
が退場になると規定されています。
野球はDH(指名打者)がありますが、ソフトボールではDP(指名選手)というのがあります。
元々は野球と同じDH(指名打者)でスターティングメンバー(スタメン)であっても再出場(リエントリー)
はできなかったらしいのですが、ルール改正によってDP(指名選手)になって打撃専門ではなく守備につくことが
できてスターティングメンバー(スタメン)であれば再出場(リエントリー)ができるようになりました。
DP(指名選手)は常時1名に限られて試合開始から終了まで継続しなければならないルールです。
DP(指名選手)はどの守備者につけてもいいみたいですが、その試合中は同じ打順を継続してDP(指名選手)
を採用した場合は通常9人のところを10人で試合をすることになります。
タイブレークもソフトボール独特のルールではありますが、最近は高校野球でも採用されるようになりました。
ソフトボールは7回までとなっており、その時点で同点の場合は8回からタイブレークという7回の最後に
打撃が完了した打者が二塁走者となって無死(ノーアウト)二塁として勝負が決するまで試合を継続すると
いうものです。
投球法としてはウインドミルとスリングショットがソフトボール独特の投法になります。
ウインドミルはオーソドックスな投法で腕を一回転して遠心力で投げるのでスピードボールを投げるのに
有効です。腕の回転数は1回のみとなっています。
日本代表では上野由岐子投手がウインドミル投法の投手です。
対してスリングショットはソフトボールの原点と言われる投法で時計の振り子のように腕を下から振り上
げて、反動を利用して前に振り戻して投げます。ゴムのパチンコ(スリングショット)の動きに似ている
ということでスリングショットと呼ばれるようになったみたいです。
変化球を投げるのには不向きでボールの握りが打者にバレバレなので今はスリングショットの投手はい
ないみたいです。
ちなみに自分は、外野手の為に投球練習をすることはほとんどありませんでしたが、練習の一環で稀に
投球練習をしたことがあってその時はウインドミルもスリングショットも両方やったことがあります。