まず今回も聞いてみてください!ではよい時間を!
どうでしたか?今回は春に咲く花の代名詞ともいえる桜をイメージした曲を作りました。近所の桜はすでに散ってしまいましたが、桜の花ではなく桜の木そのものを自分なりの感性で作曲して、僕にとっては試練ともいえるストリングスの打ち込みにも挑戦しました。打ち込みですが一音ずつMIDIキーボードで音の位置を確かめ、音の長さを変えながらダブルクリックしながら曲のメロディーラインを作っていきます。それに付け加え、ラインを作った後にベロシティー(音の強弱)やモジュレーション(音の効果)、その他…など、これまた一音ずつ付け加えていきます。すごく手間のかかる作業で、目を酷使するので徐々に焦点が合わなくなってきます。楽曲はメロディー、ハーモニー、リズムが混ざり合ってできています。楽器が弾けない僕の場合ではメロディーが出来上がったら今度はハーモニーの打ち込みに入ります。ちなみに楽器が弾けたらリアルタイムでレコーディングして和音を引きながらリズムを刻みつつメロディーラインを作り上げることも可能なのですがね・・・(苦笑)話を戻します…で、メロディーに絡んで聞き心地がいい音や、混ざり合うと不安な気持ちがする音とかを探し出し、これまた一音ずつ打ち込んで作っていきます。リズムはメロディーを作っていくうちに必然的に流れができてしまうのでいいのですがハーモニーの部分が1番大変な部分かもしれません。組み上げていく時に入れていく楽器が多いほど楽器ごとに打ち込むので、ついやす時間が多くなりますから(爆)そして一通り打ち込みが終わったら僕の場合は楽曲のパート毎に作るのですが、いわゆる曲をA、B、イントロ、エンディング、サビ、とパート毎に作るのですが、そのパートの組み換え作業に入ります。イントロから入り【イントロ→A→B→サビ→エンディング】とオーソドックスにいくか、もしくはイントロはバッサリ切り落としていきなり【A→B→サビ→エンディング】にするとか、サビから入り【サビ→A→B→サビ→エンディング】でいってみよう…とかです。この作業によって全く違う曲になったりします。まとめる上で1番重要なところで、組み換え次第で印象が変わるので自分的には良くても他の方が聞いたらツマラン…ってことになりかねない部分でもあります。そして仕上げの部分に入るのですが、これもまた印象が変わってしまう部分でもありますが、それはFX(エフェクト)です。まず楽器ごとにリバーブやらディストーション、コンプレッサー、コーラス、ディレイなどで音をひずませたり、響かせたり、分厚くしたりします。もちろんナチュラルなままでもOKで場合によって加えていくのです。で、最後に全体にFXをかけたり、楽器ごとに音量を調整したりして徐々にイメージ通りに仕上げます。こんな感じで今回は曲を作っています。いろいろとサイトでテクニックを勉強して、ストリングも音色の違うフルストリングスを3種類、その他にもヴィオラ、チェロ、バスにコーラスを加えています。メインはピアノとボーカロイドです。パソコンの性能ギリギリで作っていたためか、パソコンがフリーズしたり、作曲支援ソフトを終了しても画面が消えるのに数分かかったりしました。苦労したぶん曲が仕上がったときは達成感がありました(笑)
桜樹(おうじゅ)という曲ですがサビが日本らしく、そして印象が残りそうな癖のあるボーカロイドの声質を生かして、いつまでも耳に残りそうなメロディーにしました。覚えやすいようにあまりしつこくならない程度にサビを繰り返してエンディングもサビで終わるようにしました。しかし…次の曲を作るのに影響があるかも…、気づいたら鼻歌でサビを口ずさんでいるもので(爆)
ストリングスの打ち込みは場数だといいます。そして目標はフルオーケストラの曲に挑戦です!では、また近いうちに次の曲で出会いましょう!