どうも皆さん夜桜です
今回は漫画の「刃牙(バキ)」に登場するウイスキー銘柄を3選とエピソードを紹介したいと思います。
漫画 刃牙(バキ)とは?
漫画「刃牙(バキ)」とは、1991年に連載が開始された「グラップラー刃牙」から始まるシリーズの総称です。
1999年から「バキ」の連載がスタートし、2006年から「範馬刃牙」、2014年には「刃牙道」、2018年には「バキ道」とシリーズが続いており、2023年から『刃牙らへん』の連載が続いています。
そして、アニメもNetflixの独占配信を中心に人気を集めており、「範馬刃牙」の最後の章にあたる「地上最強の親子喧嘩編」までアニメ化されました。
刃牙シリーズは、地下闘技場のチャンピオンである範馬刃牙と、史上最強の生物と呼ばれる刃牙の父親である範馬勇次郎の戦いを中心に、多数の魅力的なキャラクターが登場し、その戦いを描いた作品です。
このシリーズの魅力は、板垣恵介氏によって描かれる独特の画風によって表現される重厚感のある戦いですが、ファイターたちの食事シーンにも魅力が詰まっており、そのなかでも飲酒のシーンがいくつも描かれています。
代表的なシーンでは「刃牙道」で範馬勇次郎が実践柔術家の本部以蔵に対して、最高級のコニャックには安物のキャンディーが合うと語り、キャンディーをかみ砕きながらコニャックを飲みます。
「飲(や)りねぇ」という独特のルビとともに話題になった刃牙シリーズにおけるコニャックの飲み方です
刃牙(バキ)にウイスキーが登場する代表的なエピソード
- 花山薫が愛飲するワイルドターキー
花山薫は、日本一の喧嘩師として全国のヤクザ・不良から恐れられながらも尊敬されている花山組の二代目組長です。
強者として生まれたことを自覚し、生まれながらに備わっている者が「鍛えることは女々しい」という信念のもと、格闘技の漫画でありながら技術を使用せず、相>手の攻撃を受けたうえで殴り倒すステゴロを戦闘スタイルとします。
代表的な技は、超人的な握力を利用し、相手の腕や足などの部位を握りつぶす握撃です。
ヤクザに恥じない疵を負った威圧的な風貌でありながら、人格者で優しい心を持っており、彼自身の矜持とその生きざまが魅力的であることから、作中でも高い人気を誇る人物です。
そのため、その人気の高さから花山薫を主人公とした「バキ外伝 疵面 -スカーフェイス-」が発売されています。
刃牙シリーズでも人気キャラクターである花山薫が愛飲しているウイスキーがワイルドターキーです。
作中に何度も登場している銘柄であり、豪快にラッパ飲みする姿に憧れた人もいることでしょう。
刃牙に登場するウイスキー銘柄をひとつ思い浮かべるとすれば、花山の印象からワイルドターキーが最初に挙げられやすいのではないでしょうか。
ワイルドターキーは、花山薫を象徴する力強くパンチのある味わいを持ちながら、どこか優しい甘みも感じられるウイスキーです。
価格もワイルドターキー 8年であれば安く購入しやすいことから、刃牙からウイスキーに興味を持った方や花山薫の生きざまに憧れた方におすすめのウイスキーとなっています。
また、花山は作中でワイルドターキーのほかにフォアローゼズというバーボンも飲んでおり、ワイルドターキーとは異なる味わいを持っていますので、興味があれば飲んでみることをおすすめします。
- 烈海王と死刑囚ドイルがバーで飲んだアードベッグ
次に紹介するエピソードは、「バキ」の「最強死刑囚編」の烈海王と、ヘクター・ドイルが偶然の邂逅からバーでウイスキーを飲むエピソードです。
類まれぬ武の才能を持ち中国武術界の高位称号である「海王」の名を持つ烈海王と、全身に刃物や爆薬などの武器を収納するイギリスの死刑囚ヘクター・ドイルのお話になります。
臨戦状態にあった烈海王とドイルは偶然デパートで出会い、ドイルは挑発しますが、烈海王はかけられる言葉に対してすべて「わたしは構わん」と一蹴します。
烈海王の様子を見て不敵な笑みを浮かべたドイルは、なぜかバーに誘い、二人はバーに行くことになりますが、そのときに烈海王に振舞ったウイスキーがアードベッグです。
ドイルは「オレの故郷(クニ)の酒だ クセのあるスコッチだが、慣れるにつれヤミツキになる」とアードベッグの魅力を語っています。
イギリス出身であるドイルが語るとおり、アードベッグは非常にクセのあるウイスキーであり、燻製を思わせるような強いスモークが特徴です。
アードベッグを初めて飲んだ烈海王はお酒の味についてなにも語ることなく、アードベッグが注がれたグラスをしかめっ面で見つめていました。
最初にアードベッグを飲んだときの反応としては、ウイスキー好きであれば共感できるかと思いますが、アードベッグが分類されるアイラウイスキーは慣れるにつれヤミツキになる魅力を持った銘柄です。
刃牙シリーズもクセのある絵で、好き嫌いが分かれる作品でありながら、ハマればヤミツキになるため、アードベッグはバキシリーズを象徴する銘柄といえるかもしれません。
戦いの前の静けさを感じる静かな緊張感のなかで飲まれたアードベッグですが、烈海王を象徴する名台詞である「わたしは一向にかまわんッッ」を発するとともに戦いの火蓋が切られるのです。
- 範馬勇次郎がジョッキで一気飲みしたポートエレン
最後に紹介するエピソードは、「範馬刃牙」で描かれている刃牙シリーズを代表する人物であり史上最強の生物の異名を持つ範馬勇次郎のウイスキーのお話です。
実戦空手、新心会の創始者であり、「武神」や「人食い愚地」の異名を持つ愚地独歩と範馬勇次郎がバーでお酒を飲むシーンになります。
勇次郎と独歩は「グラップラー刃牙」で戦ったことがあり、そのときの戦いで独歩は敗れ、右目を失っています。独歩の息子である克巳の戦いに関して、お互いに親である勇次郎と独歩は思うところがあり、その戦いについて語っていました。
このとき、一息つくために注文したウイスキーがポートエレン 10年であり、勇次郎は「ポートエレン 10年物を」と銘柄名と年数を指定しています。
マスターは勇次郎のただならぬ雰囲気に冷や汗をかきながら、飲み方はロックかストレートかを尋ねています。
そこで、勇次郎はボトルそのものとジョッキを要求し、ボトルを逆さにして底部に手の平を当て、凄まじい握力で底部を持ち上げました。
そして、中身をジョッキに注ぐとビールを飲むのと同じ感覚で、ポートエレンをジョッキで一気飲みします。
しかし、ウイスキーのアルコール度数は一般的な銘柄では40%程度であり、銘柄によっては60%を超えることもありますが、こちらのポートエレンはアルコール度数が70%もあります。
当たり前ではありますが、ウイスキーのジョッキ飲みは範馬勇次郎でなければ命にかかわりますので、マネしないようにしてください。
ポートエレンという銘柄は、アードベッグと同じアイラウイスキーに分類されるスモーキーなクセのあるウイスキーですが、1983年にすでに閉鎖している蒸溜所です。
勇次郎が飲んだボトルはもちろん、同一の銘柄の別のボトルであっても、ここまで紹介したウイスキーと比較すると飲むことが難しいウイスキーとなっています。
- まとめ
さて、皆さん今回、刃牙で登場するウイスキー3選の紹介はどうだったでしょうか?
もし今回紹介したウイスキーが気になったなら、是非飲んでみてはいかがでしょうか?
ですが、お酒が弱い方や苦手の方は無理をせずに!