まことちゃんとお母さんの生活、そして猫のミャーコ
物語
季節に関係なく年中真っ白な街ホワイトタウンは、香水の街でもありました。
そんな真っ白な世界に住む9歳の女の子と、1匹の黒猫の物語です。
夜9時…カチ、カチ、カチ…ボーンボーンボーン…
まことは時計の音が9回鳴ったことを確認すると笑顔になった。
もうすぐだ…もうすぐお母さんが帰ってくる時間。
扉を開ける音とともにお母さんの声が聞こえてきた
「ただいまー!」
「おかえりー!」
笑顔で帰ってくるお母さんを今日も幸せそうに迎えるまこと
みゃーお! 「ミャーコもただいま」
お母さんは帰ってくるとそうそう夕食の準備を始めました。
まことはTVを見ながら母のお土産話を聞くのが日課でした。
「今日は新しい開発に携わることが決まったのっこれで仕事に困ることもない」
「よかったね、お母さん!」
お母さんはロケットヒルズと言う会社でロケットの打ち上げに携わる仕事をしていたが
今の時代、不景気難で世の中はロケットにまで手を回せないのが現実だった。
そんな中ようやく舞い込んできた新プロジェクトの開発に喜びを隠せない様子。
「よーし!今日はまことの大好きなビーフシチューにしちゃおっかな!」
「わーい!やったー!嬉しい!」
ビーフシチューを作ると一緒に作るのだった。