性格
ブリティッシュショートヘアは、成長期になるまでは甘えん坊です。成長期を終えて成猫になると、自立心が強くなる子も多くて、撫でられるのが苦手な子・プライドが高くて媚びるのを嫌う子もいるのです。頭が良く賢いため、留守番は得意なのです。飼い主さんが外出してても、お家の中で安全に過ごしてくれます。
特徴
ブリティッシュショートヘアは、丸い頭が特徴的です。頬が目立ち、太くて短い首をしているため、首がないようにも見えるのです。筋肉質なセミコビータイプのボディも、顔と同じくて丸く、肩と腰が同じ幅をしています。被毛のカラーはロシアンブルーのようにグレーがかったブルーソリッドが代表的です。しかし、ブラックなど他のカラーの子もいます。目の色はアクア以外のすべてのカラーが認められているので、カラーバリエーションが豊富な猫主です。ブリティッシュショートヘアはボディが完全に出来るまでは、生後3年ほどかかると言われています。
歴史
ブリティッシュショートヘアは、イギリスで最も古い猫主のひとつです。ブリティッシュショートヘアの起源は、昔ローマ人がグレートブリテン島に攻めてきたときにエジプトから紛れてきた短毛種の猫です。イギリスに住みネズミなどの害獣駆除するようになったブリティッシュショートヘアです。その中で活躍する個体だけを繁殖させていったのが、改良の始まりなのです。1914~1918年にはペルシャとの異種交配が進んで、見た目も徐々に変化して、長毛の子もたくさん生み出されてきました。イギリスの猫血統登録団体であるBCCFはペルシャとの交配をよく思わず、第一次世界大戦後に、ペルシャとは第三世代(孫)以降、交配させても良いという取り決めをしたのです。そのため、一時的にブリティッシュショートヘアの頭数は減少し、さらに追い打ちをかけるように、第二次世界大戦で飼育が難しくなってしまい、ブリティッシュショートヘアは絶滅の危機になったのです。そのため、ブリーダーたちはロシアンブルーや土地に住みついている短毛種の猫、ペルシャ猫などと交配させて頭数を増やしていったのです。結果、頭数を増やして人々からの人気も上がって、1979年には、見た目でキャットショーに出場したのです。ブリティッシュショートヘアの長毛種は、2009年から「ブリティシュロングヘアー」と言う別品種としてキャットショーに参加するようになったのです。ブリティッシュショートヘアは、アメリカンショートヘアを生み出すために活躍し、不思議の国のアリスにでていたチェシャ猫のモデルになったのです。