野球とソフトボールの違いについて　その②

野球とソフトボールの違いについて　その①での記事を書いた時に文字数
の関係で書けなかった部分を別記事のその②として書いていきたいと思います。
まずは、グラウンドについてですが野球はホームベースから外野フェンスまで
の距離が男子で76.2m以上でソフトボールは男子が68.53m以上、女子60.96m以
上と男子で比較しても８ｍ以上短くなっています。塁間の距離についても、野球
は３分の2より長い90フィート（約27.4ｍ）なのに対してソフトボールは6
0フィート（18.29m）と、野球の3分の2の短さです。マウンドからホームまでの
距離は、野球が60フィート6インチ（約18.44ｍ）なのに対してソフトボールは女
子が43フィート（13.11m）、男子が46フィート（14.02ｍ）で男子で比較して4.4
2ｍ短くなっています。あと、野球がセンター（中堅）とレフト（左翼）・ライト
（右翼）の距離が違うのと左中間・右中間が共に膨らんでいますが、ソフトボー
ルではレフト（左翼）もセンター（中堅）もライト（右翼）も全て同じ距離で外野
フェンスまでの距離は一定です。野球にあってソフトボールにないものはマウンド
で、ソフトボールにしかないものはピッチャーズサークルです。これはピッチャー
ズプレートの前縁センターを中心に半径2.44mの円があるんですがそれがピッチャー
ズサークルと言います。野球にはマウンドがあってそこだけがちょっと目線が高いの
ですが、ソフトボールにはマウンドがなくてグラウンドは全て同じ目線で平面なので
ピッチャーが投げる場所をピッチャーズサークルで分かりやすくしている感じです。

次はルールについてですが、まず野球は9回までで延長は１２回まで決着が着かなけ
れば引き分けとなりますがソフトボールは７回までと野球より２イニング短くて、７
回で決着が着かない場合は８回から延長に入るのですが、野球と違って早期決着をさ
せるためタイブレーカーというルールがありノーアウト（無死）ランナー（走者）２
塁という場面からプレーが始まりこの時のランナー（走者）は７回の最後の打者がな
ると決められています。
実は野球でもＷＢＣ（ワールドベースボールクラシック）などの国際大会ではタイブ
レークが採用されており、野球の場合はのノーアウト（無死）ランナー（走者）１，２
塁となるのでソフトボールとはちょっと違いますね。