エキゾチック

性格

 エキゾチックショートヘアは、ペルシャ猫と似た大人しい性格なので、猫と慣れていない初心者さんでも一緒に暮らしやすい子が多いようです。運動量も少ないため、遊びを催促されることも少なく、鳴き声は小さいのでマンション・集合住宅でも飼いやすい猫種になります。飼い主さんに対しては甘えた態度を見せるので、スキンシップがとりやすいのも魅力です。

特徴

 セミコビータイプのエキゾチックショートヘアは筋肉質で、骨格が太いのが特徴的です。目は他の猫種よりもやや離れ気味にあって、最大のチャームポイントでもある鼻はペルシャ猫と同じで低いです。短毛種のエキゾチックショートヘアは被毛の色も豊富で、ブラック・レッドなどすべてのカラーパターンが存在しています。被毛は毛の密度が濃くて、アンダーコートが厚くなっているのです。

歴史

 エキゾチックショートヘアは、人の手による交配で誕生した猫種です。ペルシャ猫の人気が高かった1960年代は、ブリーダーの間でペルシャ猫と同じ特徴を持ちながらも手入れの手間のかからない猫種が欲しいという意見が多く見られるようになったのです。その中でアメリカンショートヘアのようなシルバーの被毛を持ったペルシャ猫が欲しいと言う要望から考えられたのが、アメリカンショートヘアとペルシャ猫を交配させることです。結果的には2匹の交配はうまくいきませんでしたが、アメリカのブリーダーであるジェーン・マーティンは産まれてきた子猫に魅了され、「スターリング」と言う猫種名を付け、新しい品種としての登録を働きかけたのです。初めはシルバーの被毛しか認められなかったスターリングですが、他のカラーも産まれることから、シルバー以外のカラーも許可して、名前も変更したのが「エキゾチックショートヘア」と呼ばれるようになりました。ジェーン・マーティンが奮闘していたのと同じ時期に、キャロライン・バッセイは茶色い被毛を持つペルシャ猫を作り出そうと試みたが、結果的に産まれた子猫は黒っぽい毛を持つ子ばかりでしたが、短毛で鼻が低いと言う特徴を持った子猫たちの虜となり、本格的に品種として確立させようと考えていたのです。アメリカでは1950年代にアメリカンショートヘアの血統を改善しようとこっそりペルシャ猫を異種交配させるブリーダーが存在し、異種交配にはあまりいい印象を持たないブリーダーも少なくはありませんでした。そこでキャロラインは品種を確立する上で、しっかりとした基準を設けようと考えたのです。シャム猫とペルシャ猫から産まれた子猫にはアメリカンショートヘアのみの交配を許可しました。このような育種が行われたエキゾチックショートヘアは1966年にCFAからの公認を受けて、正式に猫種として認めたのです。

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ハムスター

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