自分は29歳の時に統合失調症が発覚してそこから障害者として生きてきたのですが、もう小学校の時点で具合が悪く、少し普通の人と比べて違う人生を歩んできたのですが、もしも自分の精神状態が健康であったら、こんな人生ではなかったかなと時々思います。もしも自分が障害者ではなかったら、まず、学校も健康体で毎日通えてたと思うし、高校も通信制高校ではなく全日制高校に通えていたと思います。大学にも進学できたと思うし、アルバイトはした経験があったものの、就職したことがなかったので、就職も出来たと思うので安定した収入も得られただろうし、自分は32歳で結婚も子供もいなかったのですが、結婚も出来たのではないかなと思います。いわゆる「普通」の人生を歩めたのではないかと思います。出来ない事がありすぎて、横になっている時間が多くてまるで老人のように天井を見つめている時間がほかの人より多くて「なんで自分がこんなめにあうのだろう」と思いました。「障害者」という肩書はずっと続く、健常者の時は一応社会の一員として見られていたわけだし、「存在」というものが障害者になると話が変わってくると思いました。けれど、そんな私もマナビーに通いだして、生活リズムも整えられたし、社会に出るための練習としてマナビーに通ってる価値はおおいにあると思いました。家にずっといるだけだとただ時間が過ぎていくばかりだけど、マナビーで仕事を与えられて充実した時間が過ごせるし、仕事もイラスト作成もあるので自分がわりと得意としてきたことも生かせるのと、コミュニティーもマナビーの支援員さんだけでなくほかの障害を持つ人とも関わって仕事が出来るわけですし、コミュニケーション力も実際社会に出たら求められるわけで、マナビーに通うことでその力も培われると思います。もしも自分が障害者ではなかったらと思うこともありますが、障害者になったからこそ出来た出会いや生き方もあり、自分はその中で一生懸命出来る事を頑張っていきたいと思いました。
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