遥か
遠く彼方にある夕暮れの雲
雄大さを強く感じさせる色と形をしていた
散歩をしていた僕は歩幅が短くなり立ち止まってその空を見ていた
思わず携帯電話で写真を撮った
空の色がもし赤や黄だったらこの世界はどんな風に見えるのだろう
しっかりと真っ直ぐな青なのだからこそ
この世界はそしてこの地球が美しく映えるのではないだろうかと思う
そんな中この世界に住んでいる僕
僕は散歩をするのが好きだ
通りの近隣のお家には綺麗な花々が見え
富裕層が乗るような高級車があったり
生活感を感じさせるこの散歩道が大好きだ
川沿いの道路を歩いている時
同じように歩いている人と会っては挨拶をする
空を見れば
白
灰色
乳褐色
の雲があり 僕は思わず足を止めた
世界を彩る要素の一つとして
空は重要な位置にあるのではないかと思う
どこまでも続く青という色彩は
雲という別な色彩によって更に引き立ち
力強さを増すだろう
遥か
遠く彼方にある夕暮れの雲
その下を散歩する僕
昨日という日は
今日という日を彩どたせ
世界は更なる魅力が増すことだろう