あなたと繋いだ手を
迷いながら 躊躇しながら
私は 離した
私から 離さなければ
きっと その手は まだここにあっただろう
それまで かかってしまった長い年月
かけがえのない日々
共に歩んだこの道を
私は 決して忘れない
あなたは いつも支えてくれた
どんな時も 駆けつけてくれた
隣に座って 泣きじゃくる私の話を聞いてくれた
何度 救われただろう
愛おしくて 愛おしくて
できなかったの
あなたのその手を 離すことを
でも 別れは 突然やってきた
幸せすぎたの
恵まれすぎていたの
あなたの後ろ姿を 追いかけたくて
もう一度 振り向いてほしくて
期待したりもしたけれど
それは 叶わなかった
その代わり 私の心の中は
あなたの愛情でいっぱいだよ
注いでくれた たくさんの優しさと思いやりの心
忘れないからね 面倒くさい女と思われても
私のことは 忘れていいのよ
どうか 幸せになってね
私の知らない誰かと