とある日の午後僕は目覚めた
遡る記憶の中に眠っていた何かが目を覚ましたのを感じた
やがてその記憶の渦巻く波に吸い込まれそうになる
そこにあるのは漠然とした霧のようなもの
入口には鍵が施されて開けられない
僕の中の鍵と合うかどうか試した
少しばかりの取っ掛かりが満足いかないよう
ふと上を見上げれば何かの輝きが見える
模様の様に見えるが違う様にも見える
光はやがて鍵の様なかたちになり僕の手の元へ落ちてきた
鍵は水の様に一つの形態に留まっていない
鍵を使い僕は入口を開けた
中にあったのは希望という名の答え
そしてふと僕はまた目を覚ました