私がいちばん描くのがむずかしい絵はなんだと思う?
それは 空の絵
帰り道、さんぽ
私はいつも空に手を伸ばして
透明な筆で空を描く練習を
しているんだけど
これがなかなか描けない
私の手で生み出せないものを地球はもう
描いてしまっている
さて、私は以前書いた記事で
「雨が降ったら、また地球が潤いましたね」と考えると書きました
では今度は、曇りの日の考え方をお教えしましょう
曇りの日は空が真っ白ですね
真っ白な空はまるで画用紙のよう
その画用紙を背景に住宅街や森が映っている
それはまるで風景画のよう
そしてその中に立っている私
風景画の中に住んでいる私
「そう、曇り空を背景にした風景画の中を私たちは旅しているのだ」
なんとも美しい考え方でしょう?
夕焼け空も同じようでいて、一度だって同じ景色はない
昼間の青空はいつだって私たちの心を照らして
心にたまったものを吸い取ってくれる
空はいつだって美しい