※これは私がお母さんを亡くしてからしばらく経った後の話です
なので親などを亡くして間もない方やまだ心の整理がついていない方には苦しい話です
なので苦しい方はこのままブラウザバックしてください。
とある日、
作業所に着くと
私の後ろで「お母さんがいなくて悲しい」と嘆いている人がいた
その人はずっとスタッフさんと話していた
私もお母さんが亡くなった当時長いこと話を聞いてもらったりしていたから
スタッフさんはお母さんを亡くして間もない当時の私にだけ特別こういう対応をするんだと思っていたけど
みんな同じなんだ
と私は安心した
「みんなに迷惑かけないように出社しないとね」
そんな職員さんの声が聞こえてきた
私と同じだ
それでも彼女は続けて
お母さんがいないと嘆いていた
悲しいと嘆いていた
ねぇ、後ろにいる私も同じだよ
あの時
スタッフさんは私が辛いって言っているのに、笑顔で私に必要な事を言ってきたけど
あれは優しさだったんだと
今になって
客観的に見てて気づく
自分で立って歩く
自立していかないとね
うん、そうだよ
そうなんだよ。あなた。
辛い、辛い、
彼女は
あの子は嘆く
辛いのわかるよ
でもね、どんだけお母さんが亡くなっても、
どんなに死ぬほど辛くても、
スタートラインはみんな一緒なんだよ
お母さんが亡くなったかなんて、
新卒で入社して働いていた当時の私のように
働く上では関係ないんだよ

