軽快なリズム
あれよあれよという間に動く指
まさかの肘打ち
あなたの頭の中はどうなっているのでしょう
鍵盤から撥ねる煌めき
あなた一人の演奏とは到底思えません
素朴な微笑みの裏に何が見えますか?
愛する人のため
家族のため
友人のため
オーディエンスのため
磨かれたセンス
幾つもの歳月を乗り越えて
砂漠の中を歩く私に
水を与えてくれました
お礼にこの手紙を送ります
返信はないでしょう
代わりに一輪の花が玄関に届く夢を見ました
孤独な夜は
あなたの音を思い出します
奏でられた音を掻き分けると
一つのメロディーが聞こえる気がします
それがきっとJazzのはず