「詩」の記事一覧
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ガラスのコップ
透明で壊れやすい器に私の飲み物が優雅に注がれる シンプルでピュアなガラスのコップは空間に光を反射している...
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曇天(詩)
もくもくも雲曇り 少し憂鬱少し涼しい 土の匂い雨の匂い紫色の夕空 好きだけど嫌い そんな感じ ...
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ありがとう
赤が赤いとき そのときに かぎり ...
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裁縫
寂しくて仕方のない時心折れそうな時どうしようもなく孤独を感じる時 出窓のカーテンを見る母が丈直しにずいぶ...
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心のヒビ(詩)
深い深い深い不快 寂しいものだ 孤独がこんなに怖いとは思いもしなかった 僕は違う、そう思っていた ...
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木の実好みこの身(SS・詩)
ここにある果実は禁断だろうか 永遠の命?知恵?何処から持ち帰った種のもの? 非時香菓か林檎か 昔の人...
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桃色の君
薄いのも濃いのも陽春のわずかな日を明るく照らしてくれる君 今年はあっという間に満開になったね早すぎて驚い...
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結局ぼくら感情のいきもので
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絞まり食い込み(SS・詩)
曖昧な返答は首を絞める。きりきり、きりきり。 思い込みは無自覚な凶器。きりきり。 鬼はここ、ここにいる。な...
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春
混凝土に おちたさくらは 春の墓標です 弔うのは 夏の役目です あの青々とした 緑の浸食が 覆うころ...
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Anser
とある日の午後僕は目覚めた 遡る記憶の中に眠っていた何かが目を覚ましたのを感じた やがてその記憶の渦巻く波...
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微かに消えゆくも儚い光。
心を震わせたその言葉 響いた空の飛行機雲が残した軌跡 残る跡の刹那 潤む雫が伝う 向いた前に向...