鈴鹿サーキットについて
鈴鹿サーキットは三重県鈴鹿市にある国内有数のレーシングコーで.F1日本グランプリや鈴鹿8耐久ロードレースなどの開催で知られてる事から日本のモータースポーツファンの聖地とも言われています。その周辺には遊園地やホテル等が有りモバリティーリゾート(自動車を題材とする行楽地)となっています。
日本初の全面舗装と観客席の両方を備えたサーキットとして、1962年に本田技研工業(ホンダ)によって建設されました。現在はホンダグループでモータースポーツ関連施設を運営する会社、ホンダモビリティランドによって運営されています。 開業60周年を迎える2022年、3月1日にモビリティランドは社名を『ホンダモビリティランド』に変更するとともに、鈴鹿サーキットは30年ぶりにロゴを変更しました。
レーシングコースのレイアウト

コースレイアウトは東西に細長く、中間部分の立体交差を挟んで右周りと左周りが入れ替わる、世界的にも珍しい8の字形のレイアウトとなっている。コース全長は4輪で5.807km、2輪で5.821km。これは日本のサーキットの中でも最長で、コース幅は10~14m、コーナー数は20、最大高低差は52m、世界の多くのサーキットと比べ摩擦係数の高いアスファルト塗装である。なお自転車のロードレースなので使用される場合は、安全性の配慮などの理由で逆回りで走行する。レーシンカーでは、2023年の10月のスーパーフォーミュラ最終戦において佐藤琢磨選手と中嶋一貴選手がデモ走行を行った際に逆走での走行が行われたのがおそらく初であるとされてます。
レーシングコースの特徴
*テクニカルサーキット
土地の高低差と低速~高速コーナーのバランスが上手く配合されており難易度が高く走り甲斐のあるコーナーとして評価されています。
2005年に国際自動車連盟(FIA)がF1ファンを対象に行ったアンケートでは「好きなサーキット」の項目においてモンテカルロ市街地コース(モナコ)、スパ・フランコルシャン(ベルギー)、シルバーストーン・サーキット(イギリス)、モンツァ・サーキット(イタリア)に次ぐ5番目に欧州以外ではトップの得票を得た。
*安全性
FIAはサーキットの安全基準を特級化しており、日本国内では鈴鹿サーキットと富士スピートウェイが最上級の「グレード1」に認定されている。アクシデント発生時のコースマーシャルの対応、メディカルスタッフの救護体制は整備されており、F1サーキットの中でもモナコと並んで世界一という高い評価を得てきた。
しかし、開業60年を径る間に競技車両の走行速度が上昇したため、近年はコース幅やセーフティゾーンの狭さが課題となっている。過去の改修工事ではトラックを内側にずらしてラインオフエリアを拡張したり、2輪のシケインを追加している。2輪・4輪両方での安全性を考慮し、舗装したエスケープゾーンの外周に砂利(グラベル)敷く「ハーフ&ハーフ」という方式を採用している。それでもコースアウトや立地条件から、これ以上の安全面のキャパシティ拡大には制限があるのが現状である。
*天候影響
サーキット西方の鈴鹿山脈より流れこむ雲が「通り雨」を降らし、レースに影響を及ぼすこともある。コースが東西に長いため、西側と東側で天気が異なることもある。また、サーキットのある伊勢平野は、北に養老山地、西には鈴鹿山脈、布引山地、東には伊勢湾があり、海と山に挟まれており、台風に進路になりやすい、そのため台風の影響でレースが中止または順延された事例があります。
レース・イベント
2025年主要レース
*3月8・9日スーパーフォーミュラ(4輪) 第1戦・第2戦
*4月4日~6日 F1日本グランプリ(4輪)
*4月26日・27日 スーパー耐久(4輪)
*8月1日~3日 コカ・コーラ鈴鹿8耐(2輪)
*8月23日・24日 SUPERGT(4輪) 第5戦
*9月12~14日 鈴鹿1000kmインターコンチネルGTチャレンジ(4輪)
*10月25日・26日 全日本ロードレース(2輪) 第57回MFJグランプリ
*11月22日・23日 SUPER FOMULA(4輪) 第24回 JAF鈴鹿グランプリ
鈴鹿サーキットへのアクセス
公共交通機関を使っての場合
・近鉄線を利用の場合 「白子駅」から三重交通バス「鈴鹿サーキット行」に乗車し「青少年の森口」で下車 徒歩10分
・伊勢鉄道線を利用 「鈴鹿サーキット稲生(いのう)」から徒歩40分{2.2km}
・タクシー 近鉄線「白子駅」約20分
高速道路利用の場合
東名阪自動車道・鈴鹿ICから約30分です。鈴鹿サーキット方面の看板を目印