モビリティリゾートもてぎは、栃木県芳賀郡茂木町にあるモータースポーツのテーマパークで1997年8月に「ツインリンクもてぎ」の名称で開業、4輪のSUPER GTや2輪のロードレース選手権の日本グランプリ(もしくはパシフィックグランプリ)が開催されるサーキットを併合している。2022年3月、名称を『モビリティリゾートもてぎ』に変更しました。
概要
本田技研工業が鈴鹿サーキットに次いで建設した、2つ目のサーキットでオーバルトラックとロードコースの2つのコースを併設し、両方を同時に運用できる世界初のサーキット施設です。1989年に開発を開始に1997年8月に営業が開始されました。1998年には本田技研工業創立50周年記念イベント〈ありがとうフェスタinもてぎ〉が開催されまし た。
現在はレジャー&リゾート施設となっており、サーキットの他に遊園地・ホテルなどがある。
2022年3月1日より名称を「モビリティリゾートもてぎ」に変更しました。
サーキット
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オーバルコース
日本国内初の完全舗装の本格的オーバルトラックでホンダが1994年からエンジンマニュファクチャラーとしてインディカーに参戦したのを契機に、「F1の鈴鹿、インディカーのもてぎ」という位置付けをして。1998年から2002年にかけてはCARTシリーズ、2003年から2011年はインディカーシリーズの日本ラウンドが開催された。また、1998年と1999年にはストックカレースのNASCARの日本ラウンドが開催された。スーパー耐久でも「オーバルバトル」と銘打って使用されたが、オーバルでのクラッシュ時に対応した衝撃吸収構造などが、使用する車体に設けられていない関係から、コース上に仮設シケインを設けていた。しかし東日本大震災によるダメージにより、それ以降は自動車レースイベントでは使用されなくなってしまいました。
ロードコース
全長4.8kmのテクニカルサーキットで直線と直線をタイトな中低速コーナーで結んだ{ストップ・アンド・ゴー}のレイアウトを採用している。
国際規格のサーキットして、2輪のロードレース世界選手権(MOTOGP)パシフィックGPが2000年から始まり、2004年より鈴鹿サーキットに代わって日本GPの開催地として定着している。国内ではスーパーフォーミュラ、SUPERGT、全日本ロードレース選手権など様々なイベントが行われている。自転車レースではコースを逆走する。
コースはオーバルのインフィールド区間からオーバルの外周部に出て、最後にまた内側に戻るレイアウトで、2か所の立体交差(アンダーブリッジ)でオーバルの下を通過する。インフィールド区間は3本の直線および、第1・第2コーナー(45R・45R)、第3・第4コーナー(30R・70R)というふたつの複合ヘアピンからなり、ほぼ平坦である。第5コーナー(30R)を曲がると、最初の立体交差(ファーストアンダーブリッジ)をくぐり、徐々に上り勾配となる。130RからS字(60R – 70R)とつながる中速セクションを通過し、V字コーナー(30R)で減速。短い直線を経てヘアピンコーナー(30R)で再び減速。ここの脱出速度がコース最長のダウンヒルストレート(760 m)の最高速につながる。高低差30 mを一気に駆け下った先の90°コーナーは、ブレーキング勝負のポイントとなる。2つめの立体交差(セカンドアンダーブリッジ)をくぐり、最終のビクトリーコーナー(30R)を切り返すとホームストレートに戻る
上記の以外の場内施設
ホンダを初めとした国内外、2輪、4輪の市販車、競技車を展示・動態保存する「ホンダコレクションホール」や、安全運転トレーニング施設「交通教育センターもてぎ (TECM)」を備えている。場内では無料巡回バスが運行されている。
また、ゲーム「グランツーリスモ」の世界観を再現した「グランツーリスモ カフェ」(旧パドックカフェJAY)が敷地内で運営されている。グランツーリスモ カフェにはドライビングシミュレーターが設置されているほか、サーキットならではの体験も楽しめる
サーキットへのアクセス
車の場合 東北自動車道を経由する場合は鹿沼ICで下り、国道123号を使えばICより1時間でサーキットへ行けます。また常磐道を利用する場合は水戸ICを経由し、県道水戸茂木線を使ってICから約40分という距離にあります。
鉄道の場合 電車の場合は、真岡鉄道茂木駅が最も近く、タクシーを利用すれば役15分でサーキットへ到着。常磐友部駅、東北新幹線宇都宮駅からはともに役40分でサーキットへ行くことができます。
大規模レース開催時には地元の旅行会社、茂木トラベル・はぎわら観光及びJRバス関東が宇都宮駅・茂木駅・芳賀町工業団地管理センター前電停・新宿駅などを発着する予約制のシャトルバス【もてぎGPエクスプレス】を運行してます。