筑波サーキット
1970年に茨木県千代川村(現・下妻市)にオープンした。2つのコースが設けられてあり、本コースでも全長2.045m(4輪の場合)と鈴鹿サーキットや富士スピードウェイなどと比べるとコース長は短いが、全日本選手権クラスのレースが開催できる施設が整っています。オープン当時から首都圏におけるモータースポーツの重要な拠点として親しまれています。
かつては4輪の全日本F3選手権や全日本ツーリング選手権(JTCC)などの全日本選手権クラスのレースが開催されていました。
2024年時点では4輪の全日本選手権クラスのレースは開催されていないが、2輪の全日本ロードレース選手権、F4やFJ1600などのジュニア・フォーミュラのレース、それに一般的な走行会やイベントなどが広く開催されています。
コース解説
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筑波サーキットは狭い敷地を最大限に利用し、多様なコースが設置されています。本コースであるコース2000は【TC2,000】、コース1000は【TC1,000】と呼ばれています。
コース【2000】
敷地をほぼ完全に網羅する比較的高低差の少ないコースだが、コースのバリエーションに富み、走行にはいろいろな要素が要求されています。2輪車が走行する場合は安全の為にシケインが設置され、この場合コース長が25m長くなり、2070mとなります。過去に開催されていた「ストックカーレース」では最終コーナーを1コーナーとして逆走で、バックストレート途中から2輪用シケイン部分を横切り、本コースへ戻るショートコースを使用していた。なおストレートの長さは、ホームストレートは282m・バックストレートは473mとなっています。
コース【1000】
2001年にはそこまで「東コース」と呼ばれていたミニバイク用のコースが全面改修され、一周ほぼ1000mの4輪走行が可能な「コース1,000」としてオープン。本コースに「コース2000」の名称が与えられたのもこの時である。コース1000は非常に見晴らしの良い安全なコースであることが特徴で、サーキット初心者にも最適なコースです。
ジムカーナ場
本コースの最終コーナーのすぐ外側に設置されている、ホームベースのような形の部分がジムカーナ場で、ここでは各種練習会やジムカーナ大会などが行われています。JASC自身も1998年から2010年まで筑波サーキットビギナーズジムカーナシリーズを開催し、(年間7戦)、毎回満員御礼の非常に人気のあるシリーズとして定着していました。
アクセス
公共交通手段
関東鉄道常総線宗道駅よりタクシーで15~20分、なお宗道駅前には「宗道タクシー」の営業所があるが全部で5台しかないため、常総線石下駅あるいは下妻駅からタクシー利用も選択肢となる(石下は3社計16台、下妻は5台)。主要レース開催時には石下駅から無料送迎バスがでます。
自動車及びバイク
首都圏中央連絡道路の坂東インターチェンジがサーキットまで9kmと最も近い、また常磐自動車道谷和原インターチャンジがサーキットまで25kmです。