エンジンの種類には、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、ハイブリットエンジン、ロータリーエンジンなどがあります。
{ガソリンエンジンとは}
ガソリン燃料を用いるエンジンです。点火プラグを使って着火、爆発で得たエネルギーを動力へ変換します。ガソリンエンジンは振動や騒音が少なく、高回転まで安定した出力を得られるのが特徴です。比較的小さく軽量な設計が可能で、製造コストが安いというメリットもあり、乗用車によく採用されています。
ガソリンエンジンの特徴はエンジン内にあるピストンの角度によってガソリンエンジンの呼び名が変わります。エンジンを縦方の形状に作ったのが直列エンジンと言われています。エンジンをアルファベットのV状に作ったのがV型エンジンです。ピストンが横向きで平行に動くのが水平対向エンジンと呼ばれています。
{ディーゼルエンジンとは}
ガソリンエンジンより燃料のコストが安いのとガソリンエンジンよりも約二割~三割ほど燃料性能が高くなっています。トラックやフォークリスト、ショベルカー、漁船などに使われているエンジンです。
{ハイブリットエンジン}
ハイブリッドエンジンは、低速走行時は電気モーターのみで走行することができ、停止しているときや低速走行中など、エンジンの動力を必要としない状態になったときに自動的にエンジンが停止する「ストップ&スタートシステム」が搭載されています。そのため、渋滞時などにエンジンを無駄に回すことがなく、燃費が向上します。しかし このシステムにもデメリットもあります。車の価格が高く、走行音が低い為に歩行者に気づかれにくいことです。車が停車中でもバッテリーを消費するためにバッテリーの消費期間が短くなることがあります。
{ロータリーエンジン}
ロータリーエンジンは、世界で珍しいエンジン構造をしています。特に、上部品数も少ないのでコンパクトであり軽量というメリットがあります。また、ピストン代わりに使われているローターはおむすび型で、回転運動が低振動なため騒音も低いと言われています。さらにローターの回転力を出力にしているため、パワーロスを最小限に抑えて、効率よく動かせることがハイパワーに繋がっています。デメリットとしては燃料を多く消費する為、燃料代が他のエンジンより多くかかってしまいます。